米Valveは、Meta Questシリーズ向けにPC上のSteamゲームを手軽に遊べる「Steam Link」アプリを配信開始しました。Meta Quest 2、3、Proが対象であり、SteamVRゲームもプレイできます。
PCとヘッドセットをケーブルで繋ぐことなく、Steamゲームを無線ストリーミングでプレイできるようになりました。
もともとSteam LinkはPC上で実行しているゲームやアプリを、スマートフォンやタブレット、テレビ等にストリーミングできる無料アプリ。今回のアップデートにより、ストリーミング先にMeta Questシリーズも加わった形です。
また、Steam LinkでVRタイトルがプレイ可能になったのは、これが初めてのことです。
その使い方は、ざっと以下の通りです
SteamとSteamVRをPCにインストールして起動(最新バージョンであることを確認推奨)
ヘッドセットをPCと同じネットワークに接続
Steam Linkアプリをヘッドセットにダウンロードおよび起動
あとは画面の指示に従い、ヘッドセット側でアクセスの許可をしたり、PC上でパスコードを入力すれば簡単にセットアップは完了します。
ただし、Wi-Fi環境およびPC側には、次の最小要件が求められます。
Wi-Fi:最低5GHz、PCとルータとの有線接続
GPU:NVIDIA(GTX970以降)
OS:Windows 10以降
また推奨環境(必須ではない)は、Wi-FiルータはWi-Fi 6またはWi-Fi 6E、PC側はRAM 16GB以上とRTX2070以降のNVIDIA GPUを搭載といったところです。
なお手元の環境では、PCをルータと無線接続している場合でも、推奨環境ではないと注意されるだけでプレイは可能でした。
SteamVR「対応」ではありますが、VR非対応のゲームも支障なくプレイできます。PC向けのパワフルなVRタイトルを遊べることが魅力ではあるものの、ヘッドセット内に広がる大画面で非VRタイトルをプレイしたい欲求も満たせそうです。