ソニーは新型プレイステーション5 (CFI-2000)に『Marvel's Spider-Man 2』のダウンロード版をセットにした本体同梱版を12月20日より数量限定で販売します。すでに予約受付中です。
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
希望小売価格は6万6980円。新型PS5 (光学ドライブあり)モデル単品と同じ価格で、10月に発売されたばかりの新作スパイダーマン2が付属するお買い得な数量限定版です。
新型PS5は今年11月に発売された製品。サイズが話題になった初代比で体積は30%以上、重さで約20%ほど小型軽量化し、内蔵SSD容量1TBに増えた点が主な違い。
従来モデルは825GBという半端な容量で、空き領域は670GB前後しかなかったため、新型の1TB (空き領域840GB前後)は実際に使える容量で25%ほど増えた計算です。
そのほかの違いは、光学ドライブを着脱式にしたこと。ドライブありの通常モデルは装着した状態、なしのデジタル・エディションは外した状態で別パッケージですが、PS5本体の中身自体は一種類に合理化しています。
ただし着せ替えの外装は別。本体サイズも変わり、四分割カバーになったため、旧型のきせかえカバーと互換性はありません。
同梱のMarvel's Spider-Man 2は、2018年にPS4で大ヒットしたスパイダーマンの続編。主人公を「もう一人のスパイダーマン」ことマイルズ・モラレスにしたスピンオフの Spider-Man: Miles Morales も2020年に発売されており、今作では二人のスパイダーマンを切り替えて進みます。
タイトルが『2』、しかも二人の主人公で前作が2本あると聞くと敷居が高そうですが、スパイダーマンはアメリカン・コミックスでのデビューが60年以上前、死んだり生き返ったりリブートしたり別世界だったり、映像化やゲーム化のたびに設定が変わるため、そこまで気にするほどでもありません。
2018年の第一作に始まるInsomniac Games版スパイダーマンに限っても、前作が始まった時点ですでにスパイダーマンになって数年、名だたる悪役(スーパーヴィラン)たちとも戦ったことがある設定。
『2』である以上、前作から遊んだほうが時系列的に自然ではありますが、前作の時点でそうであったように、主人公の回想と台詞で必要な部分は説明されます。
ゲームプレイ的に、たしかにPS4とは思えないほど前作は凄かったけれど、マイルズも含めて何度も同じことをしてるのでは?については、良い意味でイエスでもあり、明確にノーでもあり。
ニューヨークの摩天楼をスイングで抜けてゆく爽快さは、滑空できるようになったことや急加速ジャンプなどのアクションが加わったこと、そして街並みの表現が大幅にリアルになったことでさらに向上。単なる移動が楽しくてなかなか話が進まないのは前作譲りです。
アクションについては、マイルズの時点で一気に戦況をひっくり返せる爽快な技が増えて奥行きが増したほか、冒頭のサンドマン戦のように、緻密な街並みを縦横無尽に、従来にないスケールで活かした場面が増え、PS5専用になった恩恵が十二分に感じられます。
異様に早いローディングやファストトラベルの快適さも含め、PS5を買って遊ぶショーケースとしては最適な一本です。
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)