先月末に納車を開始したテスラの電気ピックアップトラックCybertruckですが、公道走行中の初めての事故が報告されています。
Redditには事故後のCybertruckの様子を撮影した写真2枚が投稿され、これが現地時間28日午後2時5分頃に発声した事故のものであることを、カリフォルニアのハイウェイパトロールに確認したとThe Vergeは伝えています。
Head on today on CA-17
byu/boddhya incybertruck
事故はカリフォルニア州道35号線、通称スカイライン・ブルバードと呼ばれる道路を3人が乗ったCybertruckが走行中、対向車線を走行していた17歳のドライバーが運転するトヨタ・カローラがコントロールを失い、Cybertruck側の車線に飛び出してきて衝突したとのことです。
Cybertruckは納車が開始される前に、その頑強なステンレス製のボディとクラッシャブルゾーンの少なさから、事故発生時の乗員または相手側への人的被害が大きくなるのではとの指摘がありましたが、幸いにも今回の事故ではCybertruckのドライバーが軽傷を身体の痛みを訴えた程度で、救急搬送もドライバー本人が拒否したため行われませんでした。
Redditの写真を見る限りではカローラはクルマの前部が大破しているように見えます。一方Cybertruckには大きな破損が確認できませんが、これはおそらくカローラがぶつかったのが車体左前方で、写真を撮影したカメラからは死角になっているからと考えられます。
車内をよく見てみると、エアバッグが作動しているのがわかります。CybertruckのAutopilotソフトウェアにはエアバッグが作動する衝突が発生した際に自動で911(日本の110番)に通知する機能が搭載されており、事故の第一報はおそらくCybertruckからのものだったと考えられます(この機能は他のテスラ車にもソフトウェアアップデートで順次追加されています)。
とはいえ、肝心の車体左側を写した写真がないため、この2枚だけではCybertruck被害状況はわかりません。もし今後このCybertruckの破損状況の画像が公開されることがあれば、確認してみたいと思う人は多そうです。
なお、The Vergeは事故に遭ったCybertruckの車体には「Foundation Series」のエッチングなどが確認できず、これが通常の量産モデルか、何らかのプロトタイプまたはテスト車両なのかは判別できないと指摘しています。
※追記:事故直後に現場を通行した人の車載カメラ映像がYouTubeで公開されていますが、残念ながら肝心の車体左前の様子が見えません。
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