「Galaxy S24」シリーズ詳細が流出?全機種カラバリ、AI超解像ズームと望遠レンズ強化、画面は狭額化、ベイパーチャンバー大型化で冷却性能向上など

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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サムスンの次期フラッグシップ・スマートフォン「Galaxy S24」シリーズは、1月18日深夜の「Galaxy Unpacked」イベントで発表を迎えることが有力視されています。


機種の構成は「Galaxy S24」「Galaxy S24+」および「Galaxy S24 Ultra」の3機種となる見通しも、多くの事前情報で一致しています。

さらに搭載プロセッサやサムスン独自開発の生成AI機能、カメラ性能やディスプレイの仕様まで、スマートフォン関連の事前情報で実績ある複数の情報源が伝えており、ほぼ一致していることから、発表前に全スペックが判明した印象もありました。


そんななか、複数のX(旧Twitter)ユーザーがサムスンの社内プレゼン用スライドらしき画像を投稿。ここではさらに本体カラーバリエーションや、冷却機構のベイパーチャンバーが大幅に強化されること、プロセッサ性能の向上幅など、新情報の手がかりが含まれています。

この情報を発信している1人は、Harshit joshi氏です。Xのプロフィールでは単に「旅行愛好者」と名乗っていますが、同姓同名の人物が「サムスンのソフトウェア・エンジニア」としてLinkedInに登録しています。

もう1人はXユーザーの@hossamgamal380氏。こちらも同じ画像をシェアしていましたが、すでに削除済みです。この2人のいずれかが最初の発信源なのか、他に発信元があるのかは不明です。

今回のリークにつき、サムスンの未発表製品につき信頼性の高いSamMobileは「機密画像」と呼び、「ネタバレが嫌な方はここで読むのをやめて下さい」と警告し、信憑性の高さを示唆しています。

なおスライド内では、Galaxy S24は「E1」、Galaxy S24+は「E2」、Galaxy S24 Ultraは「E3」と呼ばれています。

真偽はひとまず留保して中身を見てゆくと、まず最初のスライドでは、Galaxy S24 Ultra本体色としてチタニウム・ブラック、チタニウム・グレー、チタニウム・バイオレット、チタニウム・イエローと、Galaxy S24の場合はオニキス・ブラック、マーブル・グレー、コバルト・バイオレット、アンバー・イエローがあると記されています。

あくまで「社内資料のように見える画像」であり、公式ではありませんが、カラーバリエーションについては先日、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏がつぶやいていた情報と一致しています。

さらに2枚目は、ディスプレイに関するスライドです。これによれば全モデルともベゼルが狭くなり、画面がわずかに大型化。Galaxy S24は前機種の6.1インチから6.2インチへ、S24+は6.6インチから6.7インチという具合です(Galaxy S24 Ultraは変化なし)。

またピーク輝度が2600ニトに達して太陽光の下でも見やすくなることも、他の情報源の予想と符合しています。

3枚目は、サムスン独自開発チップExynos 2400の性能が向上することをアピール。Galaxy S24シリーズのうち、最上位モデルS24 Ultraは全世界的にSnapdragon 8 Gen 3を搭載する一方で、標準モデルは地域によってExynos 2400とSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルの2種類あると見られています。

前Exynos 2200チップの性能はSnapdragon系のチップに見劣りしていましたが、スライドによればExynos 2400のCPUは25%、GPU性能は32%向上しているとのことです。

また、ベイパーチャンバー冷却システムは3機種とも大型化。特にハイエンドゲームを遊ぶとき、高負荷のかかるプロセッサを効果的に冷却してパフォーマンスを保つ重要性は、サムスンが前Galaxy S23シリーズでも強調していたことです。

具体的には、Galaxy S24は前モデル比で1.5倍、S24+は1.6倍、S24 Ultraは1.9倍になるとのこと。今回のスライドに言及はありませんが、全機種ともタッチスクリーンの反応速度が10%以上アップするとのリークもあり、全般的にゲームがプレイしやすくなりそうです。

最後のスライドはカメラ情報であり、これまでの噂話を概ね裏付けるものです。この中では「AIズーム」や「マルチフレーム処理」「ディープラーニングに基づく超解像度」など、AI関連の用語が目を惹きます。

これらの情報が本当だとすれば、ゲームやカメラ撮影など全般的に力を発揮する、パワフルなスマートフォンになりそうです。

《Kiyoshi Tane》
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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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