ポケモンっぽいクリーチャー『パル』と戦ったり使役したり食料にするオープンワールド・サバイバルゲーム Palworld (パルワールド)の話題。
パルをポケモンに置き換えるMod(改造)と称する動画をアップロードしていたYouTuberが、順当に権利者削除を受けました。
Palworldに早くもポケモンModが!と動画を投稿していたのは、YouTuberの ToastedShoes 氏。
自身のチャンネルでは、格闘ゲームのモータルコンバット1をディズニーキャラに置き換えた動画など、人気ゲームと別の人気キャラクターを組み合わせたバイラル動画で多数のフォロワーと再生数を獲得している人物です。
掲載していた動画は、Palworldのゲームプレイにピカチュウなど人気ポケモンや、主人公サトシが登場する内容。
パルワールド自体を巡る論争とは別に、これはまあいつでも消されておかしくないなあという内容ですが、公開からさほど間をおかず、順当に「この動画はNintendoのコンテンツが含まれているため、著作権上の問題で権利所有者によりブロックされています」表示になりました。
当人は「白いバンが家の前の通りを三度行ったり来たりしてるのを見た。任天堂の手が迫ってくるのを感じる」等の投稿をするなど、狙いどおりの注目を集められたようです。
なお、Modを作ったと称する動画ではあるものの、パルワールドは現時点で公式にModをサポートしていません。ToastedShoes氏の動画も、単にモデルを置き換えたのか、Modとして配布できる体裁なのか不明。
任天堂のキャラクターはあまりにもポピュラーであらゆる文脈で使われているため、厳密に言えば権利侵害で取り下げできるものであっても、ファン活動に近いものなど黙認あるいは関知せずの場合も多い一方、キャラクターモデルをそのまま吸い出して別ゲームに登場させる、あるいは元ゲームのROMをそのまま含む改造作品などは、単に規模が小さすぎて見つかっていないものは別として、これまでも早い段階で権利者削除になる傾向がありました。
今回の「パルワールド用ポケモンMod」も、当人は無料で配布したいと語ってはいるものの、必然的に任天堂 / 株式会社ポケモンのIPを含むことになり、動画同様にテイクダウンは免れないものと思われます。YouTuberとしては「任天堂に消された!」を含めて注目を集めれば成功なのかもしれませんが。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)