英国発の新興デジタル製品メーカーNothingは、次期スマートフォンPhone(2a)を正式に発表しました。
すでにNothing公式サイトでも、トップページで「Phone(2a)日本上陸決定」と公表し、最新情報の通知受付を開始しています。
最新の「Community Update」(会社の近況)ビデオで、同社の共同創業者でマーケティングを統括するアキス・イワンジェリディス氏は次期スマートフォンPhone(2a)が準備中だと発表。
アキス氏は「Phone(2a)ではコアユーザーのニーズに応えるべく、パフォーマンスやカメラなどに注力しました。またPhone(2)の最も愛されている機能のいくつかを活用しつつ、あらゆる面でPhone (1)と比べて明確なアップグレードを実現しています」と述べています。
公式にはそれ以上の情報は公開していませんが、これまで複数の信頼性が高い情報筋が、Phone(2a)の予想スペックを発信してきました。
それらを総合すれば、プロセッサは従来のクアルコム製Snapdragonではなく、MediaTekのミドルレンジ向けDimensity 7200。画面は120Hzの有機ELパネル、背面デュアルカメラは5000万画素。
そして2つのバリエーションがあり、それぞれRAM 8GB/ストレージ128GB、RAM 12GB/ストレージ256GB。ただし背面にあるGlyphライトの数はPhone(2)よりも減る、といったところです。
プロセッサとGlyphの数を除けば、まさにディスプレイやカメラなど「Phone(2)の最も愛されている機能」を引き継いでおり、あらゆる面でPhone(1)よりも明確に強化された仕様です。
また価格は400ドル(約5万8000円)~であり、MWCバルセロナ2024(2月26日~29日)で発表予定だと著名リーカーYogesh Brar氏は主張していました。米国でのPhone(2)の価格は599ドル~のため、半額とまでは行かなくとも、かなり安くなる可能性があります。
ほかNothingは開発ツール「Glyph Developer Kit」も合わせて発表。これによりサードパーティのAndroidアプリ開発者も、Nothing Phoneシリーズに共通するGlyphライトを制御できるようになります。
これまでNothing社のスマートフォンは、手頃な価格と良好なユーザー体験の両立、スタイリッシュな外装や遊び心あるGlyphが根強い人気を勝ちえてきました。それらがより廉価で提供されるなら、さらにユーザーの裾野が広がりそうですが、続報を待ちたいところです。