Google Pixel Fold 2(仮)は大画面化・薄型化でカメラバー廃止?「CADベース」の新たな予想CG画像

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Googleが開発中とみられる第2世代の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold 2」(仮)については、正式な発表はないものの、情報筋がさまざまな未確認情報を伝えてきました。

今月の初めには、未発表Android製品に詳しいAndroid Authority が実機の写真と称するものを投稿しています。


この写真は(おそらくGoogle社内の)「検閲が厳しいため」として不鮮明でしたが、折りたたみ画面を開くと正方形に近くなるほか、背面カメラ周りのデザインが変わることが見てとれました。

それに続き、未発表のAndroid製品に詳しい著名リークアカウント@OnLeaksがインドのテックメディアSmartPrixと協力し、「CADベース」という予想CG画像を公開しています

一般的に「CADベース」のリーク情報は、メーカー社内、あるいはメーカーに部品等を提供するサプライチェーン筋などから入手した設計図ファイルを元にしています。もっとも、今回は入手経路を明らかにしていません。

真偽は保留しつつ今回の予想CG画像を見てゆくと、前回の自称流出写真と共通する特徴があります。

カバーディスプレイは背が高くなり(縦横比が現行よりもタテ長)、角が丸みを帯びつつ、ここ数年のPixelスマートフォンに共通していた背面のカメラバーがなくなり、カメラ関連はすべて左上に寄せられています。

今回の追加情報は、主に初代Pixel Foldからのサイズ変更です。全体的にかなり大きくなり、厚みは薄くなるといったところです。

  • 内側の折りたたみディスプレイは対角7.9インチ(角を含めると8.1インチ)、初代モデルの7.6インチより大型化

  • 折りたたみディスプレイのベゼルは全辺が薄くなる

  • 内側の自撮りカメラは現行のベゼル内部からディスプレイ下に移動(切り欠きではなく、ディスプレイ層の真下(裏)に内蔵するアンダーディスプレイカメラ)

  • カバーディスプレイは6.4インチ(角を含めると6.6インチ)、初代の5.8インチより大型化かつ背が高くなる

  • 折りたたみ時の寸法は155.2 x 77.1 x 10.54mm。初代の139.7 x 79.5 x 12.1mmから大型化しつつ、かなり薄くなる

一直線のカメラバーはなくなり、カメラ関連はすべて長方形の一角に収納。デザインは変わったものの、カメラの数は3つのままで、4つ目の新センサーは謎のまま。これらの右側にはフラッシュとマイクらしきものがあります。

ほかPixel Fold 2の仕様に関しては、Googleの独自開発チップ「Tensor G4」や最大16GBのLPDDR5 RAMとUFS 4.0準拠の256GBストレージを搭載するという、これまでの噂話を再確認しています。

もしもTensor G4を搭載するのであれば、GoogleはこれまでフラッグシップPixelスマートフォンと同時に最新のTensorチップを発表してきたこと、そしてPixel 7やPixel 8等は10月に発表していたことから、Pixel Fold 2は初代のように5月ではなく、今年の秋以降に登場するのかもしれません。



《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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