ASUSが、14型有機ELディスプレイを2つ搭載したノートPC「ASUS Zenbook Duo UX8406MA」を国内発表しました。価格は34万9800円で3月13日発売。
あわせて、Zenbookシリーズの新モデルとして、薄型軽量の「ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA」も23万9800円で3月8日に発売します。
ASUS Zenbook Duo UX8406MAは、1月に開催されたCES 2024で発表されたノートPC。
Zenbook Duoシリーズとしてはこれまで、メインのディスプレイのほかにキーボード側に細長いサブディスプレイを搭載したZenbook Pro 14 Duo OLED (UX8402)やZenbook Pro Duo 15 OLED (UX582)が発売済み。
これに対して、Zenbook Duo UX8406MAはキーボードを搭載しておらず、通常はキーボードがある側もディスプレイになっている2画面ノートPCです。
同様のスタイルのノートPCとしては、Lenovoの2画面ノートPC「Yoga Book 9i Gen 8」が発売済みですが、ASUSは2018年に「Project Precog」として2画面ノートPCのコンセプトを発表しており、それが6年越しで形になりました。
Project Precogでは、指を置いた位置に合わせて仮想キーボードの位置を自動調整したり、CortanaやAlexaで音声操作するというコンセプトでしたが、製品版のASUS Zenbook DUO UX8406MAは薄い物理キーボードを挟む実用的なスタイルに落ち着きました。
仮想キーボードの表示位置は固定。ただ全画面に切り替えることも可能です。また空いたスペースにはウィジェットで各種情報も表示できます。
仮想キーボードを使うほか、専用のBluetoothキーボードも用意。下側画面の上に重ねると、通常のノートPCのように利用できます。
この際、キーボードはPOGOピンで接続されるので、バッテリー切れを心配する必要はありません。
もちろん、キーボードを重ねたままノートPCを閉じることもできます。
ディスプレイの仕様としては、2画面とも14インチのOLEDで解像度は2880×1800ドット。リフレッシュレートは120Hz。DCI-P3 100%の広色域に加えて、DisplayHDR 500 True Black、PANTONE、TÜV Rheinlandの各種認証も取得しています。
背面にキックスタンドを搭載しているので、2画面を縦に並べて使用することが可能。
キックスタンドを最大まで開き横置きすると、中央で分割はされてしまいますが、19.8インチのディスプレイとしても利用できます。
プロセッサにはCore Ultra 9 185Hを搭載。RAM32GB(LPDDR5X-7467)、ストレージ1TB(PCIe 4.0×4 NVMe / M.2)。インターフェースはHDMI×1、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、3.5mmジャック×1。
なお、スタイラスペンとしてASUS Pen 2.0が付属しますが本体に収納はできません。
本体サイズは313.5×217.9×14.6~19.9mm。重さはノートPCだけで約1.35Kg、キーボードを含めると約1.65 Kg。
バッテリー駆動時間は、JEITA測定法3.0でノート PC+Bluetooth キーボードの場合に約7.9時間 (動画再生時) と約13.0時間 (アイドル時)となっています。
もう1機種、ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAは、13.3型有機ELディスプレイを搭載。最薄部10.9mm、重さ約1Kgの薄型軽量モデルです。
ディスプレイの解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは60Hz。こちらもDCI-P3 100%の広色域に対応、DisplayHDR True Black、 PANTONE、TÜV Rheinlandの認証を取得しています。
CPUはCore Ultra 7 155UでRAM32GB(LPDDR5X-7467)、ストレージ1TB(PCIe 4.0×4 NVMe / M.2)。インターフェースはHDMI×1、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、3.5mmジャック×1。
本体サイズは296.2×216.3×10.9~11.8mm、重さは約1.0Kg。バッテリー駆動時間は、JEITA測定法3.0で約9.9時間 (動画再生時) と約15.3 時間 (アイドル時)となっています。