マイクロソフトはクラウドゲーミングサービスXbox Cloud Gaming(ベータ版)について、ついにキーボードとマウスを使ってプレイ可能になったと発表しました。
当初はXbox Insiderプログラム参加者向けに提供します。また一部ゲームタイトルに限られ、対応ブラウザ(EdgeとChrome)およびWindows PC用のXboxアプリを通じてプレビューできます。
Xbox Cloud Gamingがキーボードとマウス操作に対応する可能性が浮上したのは、約2年前のこと。「Microsoft Flight Simulator」責任者が、社内のプラットフォーム・チームが開発中だと明かした後、問い合わせを受けたXbox広報は将来の対応を否定しませんでした。
キーボード&マウス操作を試すには、完全無料でプレイできるブラウザ版「Fortnite」を除き、Xbox Game Passの全部入り最上位プランUltimateへの加入が必須です。また、PC Gaming Previewにも参加しておく必要があります。
これら条件を満たしている場合は、ブラウザ経由の場合はxbox.com/playでプロフィールをクリックして[設定]を選び[プレビュー機能]を有効にすると利用できます。
ほか、主な注意事項は次の通りです。
一部のゲームでは「A を押してスタート」などコントローラ前提のUIが表示。プレイヤーがマウスでカーソルを動かしたり、キーを押した後に、UIもマウスとキーボード対応となる
ブラウザの場合、ゲームストリームを全画面表示にする必要がある
「F9」キーを押すとマウスとキーボードの使用を終了
記事執筆時点で対応しているゲームは、次の通りです。
Fortnite(ブラウザのみ)
ARK Survival Evolved
Sea of Thieves
Grounded
Halo Infinite
Atomic Heart(既知の問題:ゲームパッドとマウスおよびキーボードの切り替えが困難な場合がある)
Sniper Elite 5
Deep Rock Galactic
High on Life
Zombie Army 4 Dead War
Gears Tactics
Pentiment
Doom 64
Age of Empires 2
キーボードとマウス対応は、特に精密なエイムが勝負を分ける「Fortnite」等のシューティングや、細やかで素早いカーソル移動がゲームプレイの快適さに直結する「Age of Empires 2」他のRTSプレイヤーに強く求められてきました。
とはいえクラウドゲーミングでは、ネットワーク遅延(ラグ)が完全には避けがたくもあります。実際にどれほどキーボード&マウスの恩恵があるか、完全無料で試せる「Fortnite」で確認してみてもよさそうです。
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