Googleは「消しゴムマジック」や「編集マジック」といった Googleフォトの生成AI写真編集機能を、iPhoneや他社のAndroidスマホを含む多数のデバイスに提供拡大します。
これまでPixel以外のスマホでは「消しゴムマジック」など一部の機能は Google One のプレミアムプラン加入者限定だったところ、今後は iPhone や要件を満たすスマホ、Chromebookならば無料で使えるようになります。
消しゴムマジック・ボケ補正・ポートレートライト他は無料化・対応スマホ拡大
Google PhotosにはさまざまなAI編集機能がありますが、機能によってPixel限定だったり、それ以外の端末では Google One加入が必須だったりと条件が異なります。
2024年の5月15日以降、提供端末が拡大したり無料になる機能は
消しゴムマジック・ボケ補正・ポートレートライト・ポートレートのぼかし・空・カラーポップ・シネマティックフォト・HDR効果(動画・写真)
➔ Google One加入者限定から無料化。
対応端末は iOS 15以上の iPhone (6Sや初代SE以降)、最低3GB RAMでAndroid 8.0以降のAndroidスマホ (Android 8.0は2017年配信)
従来は iPhone で「消しゴムマジック」を使いたい場合は Google Oneに課金する必要がありましたが、無料で誰でも使えるようになります。
編集マジック解禁。Pixelなら完全無料、iPhone他では月10回保存まで無料
➔ 被写体を自由に動かしたり拡大縮小できる最新機能の「編集マジック」は、従来は Pixel 8 / Pixel 8 Pro限定だったところ、今後はすべてのPixel端末で無制限に利用可能。
さらに、編集マジックは Pixel以外のスマホやiPhoneでも、月に保存10回まで無料の制限付きで対応。
月に10回を超えて保存したい場合は、Google One のプレミアムプラン (2TB以上)に加入するか、Pixelスマホを使う必要があります。
Googleフォト編集機能の対象拡大・無料化は5月15日から。段階的に提供するため、対応機種でも多少時期が変わる可能性もあります。
Pixel 限定のAI機能としては、撮影した動画からノイズや話し声など特定の音を選んで音量を調整できる『音声消しゴムマジック』などもありますが、そちらの対応機種拡大は今回の発表には含まれていません。