Minecraftをプレイするときに、AIアシスタント「Copilot」と会話できる機能をMicrosoftが発表しました。
21日に公開された映像では、プレイヤーがCopilotにアイテム制作のアドバイスを求めたり、Copilotが脅威への対処法を知らせる様子が映されています。
ポストによれば、プレイヤーにアドバイスしているCopilotはOpenAIが13日に発表したGPT-4oであり、具体的な時期は不明ながら、近日中に提供を開始する旨を告知しました。
GPT-4oは、OpenAIが提供する大規模言語モデルのフラグシップ。新たに音声と映像を扱う能力を得て、人間との会話もほぼリアルタイムでスムーズに処理できる点が最大の特徴となっています。
https://www.techno-edge.net/article/2024/05/14/3346.html
Minecraftのプレイング内容に対するアドバイスとしては、ゾンビから逃れるためにブロックを積み上げるよう指示したり、アドバイスの内容としては必ずしも最適解とはいえませんが、まったく的外れな不正解でもないあたり、プレイヤーがさらに工夫する余地を残しているようにも思える、なかなか面白いさじ加減です。
MinecraftとAIの関わりは生成AIの登場で加速しており、近年ではAIがプレイヤーとして活動する「Voyeger」や、Minecraftを通じて生成AIについて学べる試みなどがあります。
今回公開された映像を見る限りでは、Copilotがプレイングに関与する度合いは音声によるアドバイス程度に限られるように見えます。
しかし人間と同じものを見て、人が発する言葉を理解するAIのあり方は、将来的にタイトルを横断してプレイヤーに寄り添うパートナーとしての存在にもなりうる可能性を感じさせます。
Minecraftの場合、特に一人でプレイする際は黙々と作業することになるので、行動すると褒めてくれたりするCopilotとの会話は良い気晴らしになりそうです。