Amazon Web Services(AWS)が米ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2024」で、基調講演にAmazon CEOのアンディ・ジャシー氏が登壇。同社が開発した新しい基盤モデルである「Amazon Nova」を発表しました。
Amazon Novaは複数のモデルから構成されています。
Amazon Nova Micro
低コストかつ小さなレイテンシでテキストのみを処理するモデル
Amazon Nova Lite
低コストかつ高速な、画像、動画、テキストによる入力に対応したマルチモーダルなモデル
Amazon Nova Pro
精度、スピード、コストの最適な組み合わせで幅広いタスクに対応する高性能なマルチモーダルモデル
Amazon Nova Premier
同社のマルチモーダルモデルの中で最も複雑な推論タスクに対応し、カスタムモデルを抽出するための教師として最適なモデル(2025年第1四半期に利用可能)。
ジャシー氏はAmazon Novaの特徴として、他のモデルよりもコスト効果が75%高く、非常に高速で競争力があると説明。
テキストから画像や動画も生成
さらに、テキストからスタジオ品質の画像を生成する「Amazon Nova Canvas」と、スタジオ品質の動画を生成する「Amazon Nova Reel」も発表しました。
2025年にはAmazon Nova Any-to-Anyが登場
ジャシー氏は今後のAmazon Novaの展開として、音声に対してそのまま音声で答えてくれる「Amazon Nova Speech-to-Speech」が来年第1四半期に、そして来年半ばにはテキストや音声、画像、動画などのマルチモーダルの入力に対してマルチモーダルで返すことができる「Amazon Nova Any-to-Any」も登場予定であるとしました。
下記はAmazon Nova Reelで作られたCM用の動画です。
この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が掲載した『[速報]Amazon、自社開発の基盤モデル「Amazon Nova」発表。テキストから画像や動画の生成、マルチモーダルまで対応』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。