2024年も様々なスマートフォンが登場しました。スマホ沼的に気になったモデルを毎月振り返ります。今回は2024年3月編。
中国では折りたたみスマートフォンが毎月のように登場していますが、3月はvivoから2機種が登場しました。しかも「縦折り(Flip)」と「横折り(Fold)」ではなく、Foldタイプが2機種出てきたのです。折りたたみスマートフォンもいよいよ同一形状で性能やデザインを変えたモデルの横展開が始まりました。
1機種目は「X Fold3」。スリムかつ軽量なモデルで閉じたときの厚みは10.2mm、開いたときの厚みは4.7mm。その後世界最薄の座はHONORに抜かれるものの、219gという重量の軽さはディスプレイを内側=谷型に折るモデルとして現時点でも最軽量です。実際に持ってみるとあまりの軽さに折りたたみモデルであるとは思えません。ちなみに「iPhone 15 Pro Max」は221gです。またカメラも5000万画素トリプル(広角、超広角、2倍望遠)と高性能。
もう1つのモデル「X Fold3 Pro」はカメラをより強化しています。広角5000万画素(1/1.3インチセンサー)、超広角5000万画素、3倍望遠は6400万画素で、このままハイエンドなカメラフォンとしても使うことができます。なおチップセットはX Fold3がSnapdragon 8 Gen 2、X Fold3 ProはSnapdragon 8 Gen 3です。X Fold3 Proは今買っても十分使える製品でしょう。
シャオミからは女性向けのスマートフォン「Civi 4 Pro」が出てきました。センスある本体デザインにデュアルフロントカメラ搭載でセルフィーにも特化しています。Civiは2021年の「Civi」、2022年の「Civi 2」、2023年の「Civi 4」と毎年1モデルずつでてきており、中国ではシャオミのスマートフォンの1つのブランドとして認知されています。
今年のCivi 4 Proだけ「Pro」モデルなのは、チップセットにSnapdragon 8s Gen 3を搭載しAI機能を強化したこと、トリプルカメラのうち2つを5000万画素にするなど性能が大きく引き上げられたからです。また3200万画素+3200万画素のデュアルカメラはiOSのアイランドディスプレイのような動きもするようです。
Civiシリーズは中国だけの販売でしたが、Civi 4 Proはその後6月にインドでも発売。ただしCiviブランドが浸透していなこともあり「Xiaomi 14 Civi」というモデル名になり、ハイエンドのXiaomi 14シリーズの一員として登場しました。来年登場予定の「Civi 5」も「Civi 5 Pro」となるなら、同様に「Xiaomi 15 Civi」なんて名前でインド、さらに他の国でも出てくるかもしれません。
※今回の記事をより理解するための補足情報や追加写真を、テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ「スマホ沼」(Discord)に投稿しています。
また、12月19日(木)夜『最新スマホにも触れる! スマホ"裏"アワード2024勝手に授賞式』と題したイベントを六本木で開催します(開場18時45分~)。
イベント参加はテクノエッジ アルファ会員の方は無料、一般の方は有料となっています。
テクノエッジ アルファ会員は現在、値引きキャンペーン中です(月額5500円→3300円、年額5万5000円→3万3000円)。Discordにも入れますので、ぜひ、この機会にご検討ください。