日本でも2025年1月に発売予定の「nubia Z70 Ultra」はSnapdragon 8 Eliteを採用、5000万画素メインカメラは絞り羽根の調節もできるスマートフォン。nubiaのフラッグシップモデルと言える製品ですが、日本でこれだけの高性能モデルを出すのはnubiaとして初となります。
ディスプレイはフロントカメラが隠れる“アンダーディスプレイカメラ”を搭載、リフレッシュレートは144Hzと、他社のフラッグシップモデルと互角に戦える製品です。
カラバリはベーシックな2色に加え、今回テストしたブルーを基調とした「Starry Night」バージョンもあります。このStarry Nightは巨匠、ゴッホの名画の1つであり、それをモチーフにしたデザインになっています。
本体は側面もブルー仕上げ。カメラ周りや電源ボタンなど、ところどころにnubiaのイメージカラーであるレッドを効果的に配置しています。いや~美しいですね。なお、右側面の端に見えるボタンはシャッターボタンです。
左側面にはスライダー式のスイッチを搭載。カメラ、GameSpace、フラッシュライト、ボイスレコーダーなど好みの機能を素早く起動できます。
メインカメラは5000万画素。焦点距離が35mmと比較的長く、デジタルカメラの標準カメラに近い画角で撮影が可能。絞りはf/1.59からf/4.0まで可変で、プロモードで細かい調節が行えます。
実際に撮影してみると、35mmの画角は一般的なスマートフォンの23 - 26mmと比べ、かなり異なります。
こちらはGalaxy Z Fold Special Editionの広角カメラ。約23mm。他社のスマートフォンもほぼ同じ画角です。
一方、nubia Z70 ultraの35mmで同じ位置から撮影してみました。画角はかなり狭くなります。これまでのスマートフォンの感覚で風景などを撮影しようとすると、狭くなったと感じます。
とはいえ、これをデメリットとは感じません。こちらの作例では、Galaxy Z Fold Special Editionの広角ではこのような感じ。
nubia Z70 ultraの35mmで同じ距離から撮ると……。
ちょうどいい距離感です。近距離撮影の場合、同じ構図で取ろうとすると、Galaxy Z Fold Special Editionでは左右が若干ゆがみます。
nubia Z70 Ultraは10~15cm程度引いて撮る必要があるものの、ゆがみがなく、物撮りにも適しています。撮影画面で35mmの表示をタップすると、ワンタッチで50mmに切り替わるのも便利。
可変絞りを変えた効果を見てみます。こちらはf/1.59。うまくボケます。
f/4.0まで絞るとピントの合う深さが広がります。このため私はnubia Z70 Ultraをf/4.0固定のプロモードで取材用カメラとして使おうかと考えています。
また、画面に邪魔なパンチホールが無いので、全画面を使った写真撮影も快適。もちろん、動画視聴やゲームをプレイするときも完全な全画面表示が最高です。
これだけスゴイ製品、果たして日本でいくらになるのでしょうか? 1月の発表が気になります。
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