Pixelよりアツいスマホが出まくってウハウハ - 2024年振り返り8月編(スマホ沼)

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山根康宏

山根康宏

香港在住携帯研究家

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スマホとSIMを求めて世界を取材中。メディアへ執筆多数。海外・中国通信関連の記事や講演承ります。noteや動画配信もやってます。

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2024年も様々なスマートフォンが登場しました。スマホ沼的に気になったモデルを毎月振り返ります。今回は2024年8月編。

8月の大きな話題と言えば誰もがグーグルのPixel 9シリーズの登場と考えるでしょう。Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldと一気に4機種も登場。日本は大いに盛り上がりました。

このうちPixel 9 Pro Foldは当初日本国内で「世界最薄」のような報道がされてしまったようですが、実際は「国内最薄」。とはいえ10.5mmの厚さは薄く、閉じた状態では普通のPixelシリーズと思ってしまいそうです。ただし重量は257gと重く、次期モデルで軽量化に期待したいところ。

海外ではファーウェイが新たなフリップフォン「nova Flip」を投入しました。

ファーウェイのフリップモデルは「Pocket」シリーズとして展開していますが、アウトディスプレイは円形の小型にもかかわらず、高級感あるデザインで他社より高価格ながら販売は好調です。

とはいえ他社のフリップもより高デザインなものが次々に登場。そこで価格を落としたnova Flipを投入して対抗、といったところでしょうか。なおnova Flipは2.14インチと小型ながらアウトディスプレイを搭載しています。

さて4Gモデルにも動きがあったのがこの月です。まずはサムスンが「Galaxy A06」をインドで発表。Helio G85に6.7インチ 1600 x 720ピクセルディスプレイ、5000万画素カメラという低価格機。

Galaxy Aシリーズは、現在下1桁の型番が「5」のモデルが各国で販売中。これは2024年モデル。日本では「A55」が出ていますね。インドで出たこのGalaxy A06は2025年モデルとして最初の製品になります。まだ8月とはいえ、低価格モデルは中国メーカーとの競争が激しく、新機種を早く投入する必要があるのでしょう。

シャオミもコスパに優れた「Redmi 14C」をヨーロッパで発表しました。Redmiのエントリーモデルながら、安さを感じさせない仕上げも特徴です。

その後日本にも投入されましたが、Helio G81 Ultra、6.88インチ 1640 x 720ピクセルディスプレイ、5000万画素カメラで1万7980円からという価格はお買い得と言えるでしょうね。

※今回の記事をより理解するための補足情報や追加写真を、テクノエッジが運営する有料会員コミュニティ「スマホ沼」(Discord)に投稿しています。

《山根康宏》

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