Nothingのミドルレンジラインと言える「a」シリーズの最新モデル、Nothing Phone (3a)とNothing Phone (3a) Proがいよいよ登場します。前モデルのNothing Phone (2a)からカメラは3眼になりました。

Nothing Phone (3a) Proは望遠カメラを強化。「意識高い系」とも言われるNothing Phoneですが、とはいえ望遠を撮影したい人もいるわけです。また、フロントカメラも5000万画素になりました。スマートフォンにとってカメラ性能が高いことにデメリットはなく、無意識に撮影して綺麗な絵が撮れるという体験こそ、本来提供すべきものだからです。

Nothing Phone (3a)シリーズの発売はイギリスが早く、(3a)は3月11日発売、(3a) Proは3月11日受付開始で25日発売です。ところが3月7日の朝、Nothingから一通のメールが届きました。ロンドンにある唯一のNothing Storeで翌日(3月8日)からNothing Phone (3a) Proの先行販売が行われるというのです。

実は私、MWCバルセロナの取材の後、3月8日ではなく7日にロンドン経由で帰国予定で、7日にNothing Storeに立ち寄ることができます。前日に販売は無いでしょうが、様子を見にお店に行ってみました。

訪問したのは金曜日の17時すぎ。18時には閉店とちょっと営業時間が早いものの、店内にはちらほらとお客さんの姿が見られました。しかもみなさん、(3a)シリーズのことを聞いています。特に人気なのは(3a) Proのようで、私も触りたかったのですがなかなか順番がやってきません。
まずは(3a)をチェック。(2a)からの順当なアップデート版です。チップセットがクアルコムSnapdragon 7s Gen 3になったこともあって前作より価格が上がってしまいましたが、カメラの性能アップは嬉しいところ。

ようやく(3a) Proが空いたので触ってみました。カメラは2倍から3倍と小さな倍率アップにも見えますが、デジタルで6倍や9倍までは十分使える品質であり、よりアップで撮りたいときは(3a) Proのカメラは有用です。

スタッフに「発売はいつですか」と聞くとメールと同様、8日からProが先行発売。「今日は買えないですよね」「はい、明日ですね」と、残念ながらその場での購入は出来ませんでした。

これまではデザイン先行だったNothing Phoneですが、特に(3a) Proのカメラが気になっています。今度ゆっくり試したいものです。