4月5日、モバイルWi-Fiルーター事業を主体とするuCloudlink Japanはメディア向けの説明会を開催。同社が新たに展開するライフシリーズの新製品として、MWC25で発表されたペット向けスマートデバイス「PetPhone」について紹介しました。

PetPhoneは、ペットと飼い主との間の距離をなくすことを目指して開発されたデバイス。同社はこれまでB2B向けにモバイル通信技術を提供してきましたが,その技術を一般消費者向けに応用し、より豊かなデジタルライフの実現を目指す中でペット市場に着目したとのこと。

PetPhoneは犬と猫の両方に対応しており、首輪に装着して使用。製品の重量は約36gで、IP67の防水性能を搭載しています。またフル充電の状態で、最大5日間の連続仕様が可能です。
主な機能として、双方向の音信通信が可能であり、ペットと飼い主が音声でコミュニケーションを取ることができます。また、高精度な位置特定機能を有しており、GPS、基地局情報、衛星通信など、6つの異なる位置特定技術を組み合わせることで、屋内・屋外を問わずペットの正確な位置情報を把握可能。Apple AirTagなどのBluetoothを用いた製品と比較して、より広範囲で信頼性の高い位置特定を実現するそうです。
さらに、グローバルネットワークに対応した追跡が可能であり、遠隔地にいるペットの状況も把握できます。アプリケーション上で設定した範囲からペットが逸脱した場合にアラート通知を受け取ることができる「電子フェンス機能」や,AIがペットの活動量と睡眠の質を分析し、飼い主に情報を提供する活動量・睡眠モニター機能も搭載。

この活動量・睡眠モニターは、6週間の学習期間を経て、個々のペットに合わせた詳細な分析が可能になるとのこと。PetPhoneにはSNS機能も備わっており、日常の様子も共有可能。加えて、迷子になったペットの位置情報をリアルタイムで地図上に表示し、誘導する機能や、音を鳴らして発見を助ける機能といった迷子防止機能も搭載されています。

将来的には、AIを活用してペットの状態を把握し、例えば「お腹が空いた」「寂しい」といった感情を文字で飼い主に伝える機能の開発も検討されています。
uCloudlinkは、これまで培ってきたクラウドSIM技術を基盤に、PetPhoneを開発。当初はアメリカやヨーロッパ市場をターゲットにデザインされましたが,日本市場における小型犬や猫の多さを考慮し、今後の展開についてリサーチが行われています。
PetPhone自体は既に製品としてリリース可能な状態ですが,AI学習機能などの準備に時間を要しており、日本国内での具体的な発売時期や価格は現時点では未定です。ただし、4月末頃に詳細な情報が公開される見込みです。