ソニー、ゲーミングギアINZONEシリーズ発表。4KモニタM9とヘッドセットH9 / H7 / H3から

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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ソニーがゲーミングギアの新ブランド『INZONE』(インゾーン)を発表しました。

第一弾として、ゲーミングモニタM9およびM3、ゲーミングヘッドセット H9 / H7 / H3をラインナップします。

ソニーでゲームといえば当然ながら自社製コンソールのプレイステーションがあり、周辺機器としての純正ヘッドセットもリリースしていますが、INZONEはPCゲーミングとプレイステーションの両方で使える高品質な製品を志向したブランドです。

ゲーミングモニター INZONE M9

INZONE M9はゲーミングモニターのフラッグシップモデル。主な仕様は27インチ4K IPSパネル、144Hz、応答速度1ms、部分駆動対応の直下型LEDバックライト、DisplayHDR 600準拠のHDR対応など。表面はノングレア。

PS5が最近対応した、HDMI 2.1のVRR(可変リフレッシュレート)にも対応します。PC向けにはNVIDIA G-SYNC Compatible。

端子類は DisplayPort 1.4 x1、HDMI 2.1 x2、USB Type-C x1 (DP Alt Mode, Upstream)、USB Type-B (Upstream ハブ機能用)、USB Type-A x3、3.5mmアナログ音声出力。

チルト対応のユニークな三脚風スタンドを備え、キーボードやマウスなどとデスク上で共存しやすくなっています。

ソニーストア価格は15万4000円、発売は7月8日。

INZONE M3は同じ27インチながら、フルHD、240Hz、1ms、部分駆動ではないLEDバックライトのIPSパネル、DisplayHDR 400、VRR / G-SYNC対応といった仕様。こちらは2022年内の発売予定、価格未定です。

ゲーミングヘッドセットH9

ゲーミングヘッドセットH9は、ゲーミング用途に最適化した仮想立体音響技術 360 Spatial Audio for Gaming に対応。PCソフトウェアを介した個人最適化にも対応します。

H9は1000Xシリーズヘッドホンで実績あるデュアルノイズセンサによるアクティブノイズキャンセリングにも対応。外音取り込みモードの切り替えも可能です。

接続は低遅延の2.4GHz帯 USB無線と、モバイル機器等のためにBluetoothのデュアル無線対応。バッテリー駆動時間はH9で約32時間(ノイキャンとBTオフ時)など。

ドライバユニットは40mm径ドーム型、密閉ダイナミックドライバ。アラウンドイヤー型のカップは全モデル共通です。

追記・訂正:ドライバユニットはH9とH7が音楽用ヘッドホンのノウハウを継承した高品位、H3はゲーミング向け。当初「全モデル共通」としていた点を訂正。無線の上位モデルのほうがドライバもやや上のグレードです。

本体は頭頂部とイヤーパッドに重さを分散させるタイプで、イヤーパッドにはソフトフィットレザー(合成皮革)素材を採用します。

価格は3万6000円前後。7月8日発売です。

下位モデルとの主な差分は、

H7はアクティブノイズキャンセリング非対応、イヤーパッドがナイロン素材、バッテリー駆動時間がやや長い40時間、価格は2万9000円前後。

H3は無線非対応の有線のみ接続、アクティブノイズキャンセリング非対応、ナイロン製イヤーパッド。1万2000円前後。

3モデルとも7月8日発売です。

H9とH7が完全上位というわけでもなく、ワイヤレスモデルは有線接続に非対応。アナログヘッドホン端子を備えず、USB-Cで接続しても鳴りません。

Sony INZONE

《Ittousai》
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