透明筐体の個性派スマホNothing Phone (1)は8月に国内発売、6万9800円

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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透明筐体のイヤホン ear (1)を挨拶代わりにハイプを盛り上げてきた Nothing が、同社初のスマートフォン Phone (1) をついに正式発表しました。日本国内でも8月に8GB / 256GBモデルを税込6万9800円で発売します。

Androidスマートフォン Nothing Phone (1) は、新興デジタル製品メーカー Nothing が投入する二つ目の製品。一見すると iPhone のようにシンプルでミニマルですが、背面の透明なガラスカバーの下の複雑な「見せ」デザイン、そして974個のミニLEDで光のパターンを描ける「Glyph Interface」が最大の特徴です。

日本円でも7万円を切る価格でありながら、120Hz / 10億色 / HDR10+対応の6.55インチ有機ELディスプレイや、Sony IMX766イメージセンサを採用した50MPデュアルカメラなど、「光りモノ」以外も実を取った仕様。プロセッサは「ミッドレンジのプレミアム」をクアルコムが Phone (1)向けにカスタマイズした Snapdragon 788G+を採用します。カスタマイズは背面のコイルが目立つワイヤレス充電・5W給電(リバースチャージ)など。

光るだけではない Glyph Interface

Nothing 創業者の Carl Pei いわく、Phone (1) 開発の指針は「家族や友人に自慢したくなる製品」。大変正直で清々しい設計思想です。もっとも目立つのはLEDライトストリップの「Glyph Interface」。透明な背面ガラスカバーとその下の複雑な部品構成は、このルーン文字のような「グリフ」が光ることで反射や影の演出効果を生みます。

ただの目立ちたがり機能でもなく、たとえば連絡先ごとにユニークなパターンを割り振って「着信ライト」にしたり、カメラ撮影時のライトになるなど、光り方のパターンや部分をソフト制御して拡張できる「インターフェース」です。

光の線はワイヤレス充電コイルや背面カメラの周囲と、USB-C端子や表側の自撮りカメラ等の位置を示すように配置されているため、たとえば有線充電中は端子近くの直線が充電状況ゲージとして伸びたり、ワイヤレス充電・給電中はコイルが光るといったステータス表示でもあります。

Phone (1) の主な仕様は、6.55インチ2400 x 1080 有機ELディスプレイ (60Hz~120Hz、10億色、HDR10+対応)、カメラは50MP F1.88メインカメラ(1/1.56インチセンサ、焦点距離24mm)、50MP F2.2 超広角カメラ(画角114度、最短4cmマクロ)のデュアル、フロントカメラは16MP Sony IMX471センサ、F2.45。

バッテリーは4500mAhで「18時間駆動・スタンバイ2日間」、33W急速充電で70分満充電、15W Qi ワイヤレス充電、5Wリバースチャージ(イヤホンなど外部機器へのワイヤレス給電)。防塵・防沫はIP53。

NFCには対応しますがFeliCaには非対応。デュアルnano-SIM仕様。

対応バンド(日本国内)
5G(Sub6): n1, n3, n28,n41, n77, n78
4G LTE:1, 3, 8,18, 19, 26, 28, 41
3G UMTS (WCDMA): bands 1,6,8,19
2G GSM : 900/1800

対応バンド(国際ローミング)
5G(Sub6): n5, n7, n8, n20, n38, n40
4G LTE: 2, 4, 5, 7,12,17, 20,32, 34, 38, 39, 40, 66
3G UMTS (WCDMA): bands 2,4,5
2G GSM : 850/1900

日本国内での発売は8月。8GB + 256GBモデルを税込6万9800円で販売します。

10万円を優に超える各社フラッグシップのように全部入り最上級・軍拡競争最前線でこそありませんが、精度の高いアルミとガラスの筐体、高品質なディスプレイ、プレミアムミッドレンジなプロセッサ等は妥協を感じさせないバランス。透明な背面とLEDグリフという無二の個性が物理的に光るユニークな製品です。

Nothing Phone (1) - Nothing日本公式サイト – Nothing Japan

《Ittousai》
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