ソニー・インタラクティブエンタテインメントは28日(米現地時間)、公式ライセンス商品のiPhone用外付けゲームコントローラー「Backbone One - PlayStation Edition」を発表しました。
本製品はソニー純正ではなく米Backbone社製ですが、そのルック&フィールはPlayStationスタッフと協力して実現されたことが謳われています。
「Backbone One - PlayStation Edition」はiPhoneを挟み込んでPS Vitaを偲ばせる形とし、PSリモートプレイアプリを通じてPS4とPS5のゲームを外出先や自宅の別の部屋で楽しめるものです。また通常の外付けコントローラーとして、『原神』、『ファンタジアン』『Call of Duty: Mobile』など、対応しているiOSタイトルも遊べます。
また接続もBluetoothなど無線ではなく有線(Lightning端子)のため、充電は必要ありません。逆にいえばiPhone本体のバッテリー残量に余裕がなければ、こちらの挙動もそれに従うことになります。
さて公式リリースでも「ルック&フィール」つまり見かけと手触りといっていることや「エディション」と付いているように、本製品はゼロから開発されたものではありません。先に発売された「Backbone One for iOS」はXboxカラーに合わせていますが、そのプレステ版といったところでしょう。
デザインも価格も先行製品と瓜二つですが、外装が黒から白になっていることや、「A、B、X、Y」の代わりに「バツ、マル、三角、四角」になっており、PSコントローラーの表記に合わせています。
The Vergeによれば、XboxゲームパスやGoogle Stadiaのゲームにも使えるものの、アプリ側でPSのボタン表記に対応させていない限り、画面での指示と食い違うとのことです。そもそもXboxカラー版も「PSからのストリーミング可能」と表記しているので、おそらく内部の仕様はほぼ同じでガワだけ替えていると推測されます。
「Backbone One - PlayStation Edition」は、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、オランダ、英国で発売されました。さらに、今後さらに多くの国が続く予定とのこと。なぜか、ソニーの故郷である日本が全く言及されていないのが気になるところです。