ソニーはPlayStationサポート「重要なお知らせ」ページで、PlayStation 5のソーシャル機能「拍手を送る」を2022年秋より終了することを公表しました。
PS5の「拍手を送る」とは、「PlayStationのコミュニティーにふさわしい、献身的なプレーヤー」を称える機能。
拍手を送る美徳には「協力的」(思いやり、好感のあるコミュニケーション、チームワーク)、「フェアプレイ」(積極的、良心的、礼儀正しさ)、「フレンドリー」(寛容さ、オープン、友好的)、「リーダー」(先導、決断力、計画性)の4種があり、オンライン対戦ゲームのあとに称えるべきプレーヤーに匿名で送れます。
拍手を送られた数はプロフィールで確認でき、ゲーム側が対応すればゲームでも利用可能になっていました。
身内アゲの永久機関を避けるため、フレンドには送信不可。拍手を送れるのはランダムマッチメイキングのオンライン対戦で出会ったプレーヤーのみ、1試合に3回まで、同じプレーヤーには12時間に一回までといった細かなルールが定められています。
殺伐になりがちなオンラインゲームのコミュニケーションに対して、善い行いを称えることでコミュニティ全体をより良い場所にするための仕組みでした。
その「拍手を送る」が廃止される理由は「想定していた使用率に達していないことから」。
……もちろん、PS5で遊ぶゲーマーに礼儀正しさや思いやり、寛容さが欠けているなどということはあるはずもなく、単に機能として周知できていなかったのではないかと思われます。
ソニーは機能終了の告知を「コミュニティーの皆様には、引き続きポジティブなメッセージでのやり取りをお願いいたします」で結んでいます。「いつもきれいな言葉でコミュニケーションしてくれてありがとうございます」という壁紙をゲーム内に貼ってみるのはどうでしょうか。