嫌な予感がしていたのです。SpaceXの衛星インターネットStarlinkは海外で値上げをしており、いずれその分は日本でも反映されるだろうと。それで、「Starlinkの月額サービス料金改定について」というメール通知を受け取ったときにはついにこの日がきたか、と覚悟を決めました。
しかし、よく見ると……。
え、値下げ?値上げじゃないの?
筆者は固定住所用のレジデンシャルプランから、場所を自由に移動でき、課金の一時停止も可能なRVプランに変更していますが、その価格が15,100円から13,700円に値下げされているのです。
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驚いて、ではレジデンシャルプランはどうかと見てみたら、こちらも値下げされていて、12,300円から11,100円に。えええ!
Twitter CEOとしてのイーロン・マスクには賛否両論あるようですが、SpaceX / Starlinkの方は良いイーロンとなるでしょうね。少なくとも日本では。
Starlinkの大盤振る舞いという意味では、キャンセル時の返品処理もあります。現在は四角い小型のアンテナになってますが、初期型のアンテナは直径約60cmの大型。これを返却するのはなかなか大変なもの。30日以内だったら返却可能ということで、キャンセルした人が周りに何人かいるのですが、その際の処理が太っ腹。
アンテナは返却しなくていいのです。付属するWi-Fiルータなども、こちらで処理してくださいということです。返却処理の仕組みを構築することを考えたらその方がメリットがあるということなでしょうが。
Starlinkは個体番号が付いているので、使えなくなってしまいますが、それをテーブルにしてもいいし、ナセルをつけてNCC-1701にしたりとかもできそう。
中には分解する人も……。GOROmanさんが分解動画をYouTubeで公開しているのですが、基板まで取り出しています。
そこに書かれている文字列がグッときます。
MADE ON EARTH BY HUMANS
もし人類が滅びて、僕の家も倒壊し、屋根に取り付けられた小さなアンテナの中を調べた宇宙人は、この文字列を見て、どう思うのでしょうか。