開いて伸びるスマホ用ディスプレイFlex Hybrid発表。折り畳みとスライドでポケットに入る12インチ画面を実現

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山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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ラスベガスで1月5日~8日に開催される見本市CES 2023にあわせて、Samsung Displayが折りたたみ式とスライド式の両方の機能を併せ持つディスプレイ「Flex Hybrid」を発表しました。

折りたたみ(フォルダブル)ディスプレイは、最近ではスマートフォン以外にもノートPCなどに採用され一般化してきた感があります。ディスプレイのイノベーションとしてはこの折りたたみのほかにも、スライド式のコンセプトを数社が発表していました。

Flex Hybridはこの2つの特長を1台に取り込んだもので、2つ折りの状態から開いて10.5インチ(アスペクト比4:3)のディスプレイに。そこから右側をスライドさせて12.4インチ(16:10)に拡張できるとしています。

感覚としては、手帳サイズから開けば無印の iPad 程度になり、さらに長辺方向に引き伸ばして横長の12インチ級タブレットになる感覚です。

Flex Hybrid Display採用端末コンセプト。右側を引いて伸縮できる

なお、CESではFlex Hybridのほかにも、9月のIntel Innovation 2022で披露されたスライドディスプレイ「Flex Slidable Solo」と「Flex Slideable Duet」も展示されます。


持ち運び時には13~14インチサイズとコンパクトで、使用時にはSoloは片側、Duetは両側にディスプレイをスライドさせ17.3インチまで拡大できます。

両側にスライドする「Flex Slideable Duet」

いずれもまだまだコンセプト段階ではありますが、スマートフォンやタブレット、ノートPCに採用できれば、大画面をコンパクトに持ち運ぶことが可能になりそうです。






《山本竜也》
山本竜也

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