ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5の全世界累計販売台数が3000万台を突破したことを発表しました。
これはSIE社長兼CEOのジム・ライアン氏が、米ラスベガスで開催中の見本市CESのプレスカンファレンスにて明かした格好です。また2022年12月はPS5にとって最大の売上を記録した月となったことや、「今後は世界中の小売店でより簡単にPS5をお求め頂けるようになる見通しです」との待ちに待たれた言葉も発せられています。
昨年11月、ソニーは2022年9月時点で、PS5の世界累計販売台数が2500万台を突破したと発表していました。それから3ヶ月間で、500万台を上積みした計算となります。また第2四半期(7~9月)には330万台を売り上げていたことから、より加速している形です。
ライアン氏は「この2年間、世界的に困難な状況の中」にあったとして、新型コロナ禍のもとでサプライチェーンの混乱により半導体不足に苦しめられ、せっかくのPS5需要を満たせるだけの供給ができなかったことを振り返っています。
そして2022年末といえば、PS5発売からほぼ2年後のこと。2年で3000万台を突破するペースは、PS4と並んだことを意味しています。今なおPS5の在庫がない店も珍しくない(かなり改善されてはいますが)日本ではにわかに信じがたくもありますが、「全世界では」PS4並みの普及ハードとなっているようです。
さらにPS5専用VRヘッドセットPlayStation VR2が2月のローンチ時期に30本以上のゲームが発売予定であることも発表。それに加えてローンチと同時に『グランツーリスモ7』がPS VR2に対応することや、定番のVRリズムゲーム『Beat Saber』が開発中との発言も、会場を大いにわかせていました。
一応『Beat Saber』の開発元Beat Gamesは、ソニーとはVRヘッドセットで競合するMetaの傘下です。が、初代PSVRでも『Beat Saber』は発売済みであり、むしろ「出る予定はない」の方がニュース性が高かったのかもしれません。