テクノエッジ初の海外動画レポート第2弾です。テックジャーナリストの弓月ひろみさんがラスベガスからCES 2023の最新情報を動画でお届け。第1回でお届けしたCES Unveiledの日本のスタートアップブースを紹介します。
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呼吸するクッション「fufuly」
ユカイ工学は、甘噛みハムハムやQooboでおなじみですが、今回は新製品の「fufuly」を発表しました。呼吸するように膨らむクッションで、抱えていると自然とこの呼吸と自分が同期してだんだん癒されていくという仕組み。
▲赤ちゃんというか、子供を抱いているような感じ。呼吸も感じるような気がする
スマートフォン連動でデータ解析するゴルフ練習アプリ「Golfboy」
続いて、スポーツテックスタートアップ企業Conceptの、スマートフォンでリアルタイムに高精度なデータ解析を行うゴルフ練習アプリ「Golfboy」を紹介していました。
先日、アップルのティム・クックCEOが来日時に試していたということで話題になりました。ショットの距離、ボールやクラブのスピード打ち出しの角度、バッティングやスイングフォームの解析、ラウンドシミュレーションなどさまざまなデータと練習機能を提供しています。
長時間の立ち仕事を楽にする「アルケリスFXスティック」
立ち仕事の辛さをなくすというコンセプトを打ち出しているのが、アルケリスのアシストスーツ「アルケリスFXスティック」。長時間の立ち仕事を楽にするっていう発想。日本ではすでに販売していますが、米国の自動車部品工場でも引き合いがあり、CESで市場を広げていきたいそうです。
水で推進する人工衛星用エンジンを開発する「Pale Blue」
東京大学発のスタートアップで、小型衛星向け水エンジンを扱うPale Blueは2020年の創業。現在の衛星で使われている、毒性や危険性の高い推進剤ではなく、水を用いることでクリーンで持続可能なエネルギーを使えるようにしようというもの。将来的には月で水を汲んでより遠い星に向かうといったことも想定しているそうです。
タイピングもできるShiftallの新しいVRコントローラ「FlipVR」
最後はCES出展常連組のShiftall、岩佐琢磨さんに話を伺いました。
新製品としては「FlipVR」があります。従来のVR用コントローラは手で握りしめるので、指を別のことに使うことができず、キーボードを打てないし、飲み物をつかむこともできません。そうした動作をするときには、コントローラを手の甲側にくるっとフリップさせる仕組みです。
このほか、既に発表済みですが音漏れせずに会議ができるMutalkが会場では人気で、HaritoraXワイヤレスも初の実機をデモしていました。
日本のスタートアップの皆さんの今後も期待したいと思います。
弓月ひろみさん、本田雅一さん、西田宗千佳さんによるCES 2023報告会を1月13日(金曜日)に開催します。当日券は高くなるので、前日までにお申し込みください。