マイクロソフトが、Windows 10 HomeおよびProのダウンロード販売を1月31日で終了します。実際にはウェブページでライセンスキーの販売を終了すると言った方が正確かもしれません。
マイクロソフトによるWindows 10のサポートは2025年10月14日に終了予定なので、ダウンロード版はそれよりも2年以上も早く販売を切り上げることになります。
なお、マイクロソフトは現在、Windows 10ダウンロード版をAmazonのような通販サイトやその他小売店の店頭でもライセンスキーの形で販売していますが、それらのライセンスキー(オンラインコード)が1月31日以降どのような扱いになるのかははっきりしていません。ただおそらくは、Windows 10プリインストールのPCと同様に、2025年10月のサポート終了日までは販売が継続されるのではないかと予想されます。
Windows 10は2015年に発売されたので、ちょうど10年目でサポートが終了する予定です。Windows 10の前のWindows 8は、UIや操作性などに大幅に手を入れた結果、ユーザーが戸惑うことが多くなり、不評を買ってしまいました。そのことへの反省を踏まえたのか、スタートメニューなど従来のWindowsに近いUIに戻したWindows 10は8ほど大きな反発もなく、広くユーザーに受け入れられたバージョンになっています。
一方、Windows 11はWindows 8の時ほどではないものの、再びUIなどに大きく手が加えられており、さらにリリース当初はTPM2.0への対応などハードウェア面での要求仕様が高かったり、AMDプロセッサー搭載システムにおいてパフォーマンス低下が発生するトラブルがあったりして、アップグレードを躊躇している人も多いかもしれません。
これから新しいPCを購入するのなら特別な理由がないかぎりWindows 11を選択するのが良さそうですが、特にPCを新調するわけではないのなら、慌ててWindows 11にする必要もまだなさそうです。
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