PS VR2付属ケーブルは約4.5m、徹底解説FAQ公開。開発中タイトルは100本以上

ゲーム Sony
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントは本日(7日)、PlayStation 5専用の次世代VRヘッドセットPlayStation VR2(略称はPS VR2)の事細かなFAQを発表しました。発売日は2月22日、あと2週間強となったタイミングでのことです。


さかのぼること昨年3月、PS VR2 Senseコントローラーの発表から始まり、システム仕様の詳細からローンチ期に投入される30本以上のソフトまで、PS VR2関連情報は惜しみなく公開されてきました。


ほか海外メディアでの質疑応答も含めればかなりオープンにされており、今回のFAQ項目もほとんどが既知の事柄ではありますが、中には興味深い情報も含まれています。

まず付属のケーブル(USB Type-C)は長さ約4.5mとのこと。今やスタンドアロン型やワイヤレスでケーブルなしのVRヘッドセットが主流のなか、ケーブル1本とはいえPS5と接続しながらでも高い自由度を確保できるよう余裕を持たせたと思われます。

先代のPS VRのようにゲーム機やテレビとの間に挟まるプロセッサーユニットや複雑な結線もないため、1本が長いとはいえ絡まる心配は少ないかもしれません。

また、改めてPS VR2で初代PS VRのタイトルはプレイできないことが強調されています。

「次世代のVR体験を提供するために、ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー、インサイド・アウト・トラッキング、視線トラッキングなどの新機能を備えており、ゲームプレイに対する新しいアプローチをとっているため」との理由も、海外メディアに何度も回答されてきたもの。そのたびに「より上位の機能を備えているのに、なぜ過去の機能を再現できないんだ?」との疑問も繰り返されていました。

昔ながらのパッケージを愛する人にとっては「PS VR2のゲームはダウンロード版でお楽しみいただけます」とのコメントも重要でしょう。

もっとも一部のタイトルについては、パッケージ版でリリースされるとのこと。この中に、PS VR2対応DLCがリリースされる、つまり専用タイトルではない『バイオハザード ヴィレッジ』や『グランツーリスモ7』が含まれているのかは不明です。

ほかPS VR2 Senseコントローラーが、PS VR2を装着せずにPS5本体で使える使用できることも、小ネタながらもうれしい情報でしょう。とはいえ、PS VR2非対応のゲームは操作できず、PS5のユーザーインターフェースとメディアアプリ限定、つまりヘッドセットを脱いでからテレビで動画アプリを起動する程度に留まるようです。

そして現在、PS VR2向けに100本以上のタイトルが開発中とサラリと書かれています。海外のゲーム情報通が集まるResetEraによれば、本体ローンチ時の2月中には52本(PS VR版を持っている人には無料提供される「クロスバイ」17本含む)と開発中が122タイトルとのことで、少なくともソフト日照りで困ることはなさそうです。


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《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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