2月24日配信の『State of Play』イベントで、英国のゲームスタジオnDreamsがPlayStation VR2独占のアクションシューター『Synapse』を発表しました。
『Synapse』は銃とテレキネシスを武器に戦う、スタイリッシュなアクションシューター。開発元nDreamsは初代PS VRで人気だったシューター『Fracked』で知られるVR専業のスタジオです。
PS VR2発売直後でもあり、今回の『State of Play』では年内に発売されるPS VR2対応VRタイトル5本が初公開されました。
うち2本はすでにSteam VR等で販売中作品の移植発表(『Before Your Eyes』『Green Hell VR』)、2本は初公開ながらマルチプラットフォーム(『The Foglands』『Journey to Foundation』)で、PS VR2独占の完全新作としてはこの『Synapse』が唯一になります。
トレーラーで公開された範囲のゲーム内容としては、前へ前へと突き進みつつ、銃火器とテレキネシスで敵を薙ぎ倒すアクションシューティング。
今回の新趣向であるテレキネシスはモーションコントローラPS VR2センスを活用し「1:1」で、つまりボタンを押して定型アクションを実行するのではなく、映画のありがち超能力キャラが力を振るうように敵を掴んだり持ち上げたり、ちぎっては投げする仕組み。
PS VR2ならではの視線追跡を利用したエイミング補助や、コントローラのハプティックフィードバック、可変抵抗トリガーも活用するほか、破壊可能な環境をテレキネシスや爆薬で操りアドバンテージにするタクティカルな要素が売りのようです。
Synapseの発売は年内予定。
VRの真価はメタバースにありだとか、空間も姿かたちも超越する新たなコミュニケーションで人類の変革だのといった高尚なお話もありますが、ゲーマーとしてはいわゆるガンシューティング、それもゲームセンターで遊ぶようなレールシューターを超進化させた作品を遊べるのが存在意義 (極論)。ガンシュー原理主義者としては楽しみな作品です。
(業務連絡。Quest等でも遊べるスタイリッシュリズムガンシュー『ピストルウィップ Pistol Whip』はPS VR2でグレードアップ版が登場予定。古き良きガンシューDNAのVR進化としてはソニーの初代PS VR用ファーストパーティ作品『ライアン・マークス リベンジミッション』(Blood and Truth)も必修です)。
『Fracked』はPS VRでしか遊べない作品として発売されたのち、Steam VRでもリリースされましたが、シナプスは少なくとも今のところ、若干控えめながらPS VR2オンリー、独占と表現しています。
蛇足。ゲームプレイ的にもビジュアル的にも全然違う非VRタイトルですが、緋い念動力の表現が似ている『スカーレットネクサス』はPS Plusエクストラ以上の遊び放題カタログで追加費用無しで遊べます。発売後の早い時期から遊べたXbox Game Passでは2022年末でカタログ落ち。