Googleは4月10日(現地時間)、Android向けにアプリの自動アーカイブ機能を発表しました。実際には、2022年11月のGoogle Playアップデートで発表されていたものですが、ようやく利用可能になったようです。
デバイスの容量が足りなくなった場合、使用していないアプリをアンインストールして容量を開けることはよくありますが、アプリをアンインストールしてしまうとユーザーデータも削除されてしまいます。それで問題がないアプリもありますが、例えばゲームなどの場合、それまでの進捗なども失われてしまい、再インストール時には一から始める必要があります。
自動アーカイブはこうした問題を解消するもので、アプリをアンインストールすることなく、アプリが使用していたストレージを最大60%近く開放できるとのことです。
デバイスのストレージが不足している状態で新しいアプリをインストールしようとすると、自動アーカイブを有効にするかどうかのポップアップが表示されます。有効にすると、使用されていないアプリが自動アーカイブされ、ストレージ容量を確保します。
なお、アーカイブされたアプリはクラウドアイコンで表示されます。アンインストールされていないとはいえ、使用する場合にはGoogle Playからアプリの再インストールが必要です。このため、アプリがGoogle Playから削除されてしまっているような場合には、使用を再開できません。
自動アーカイブはすべてのアプリで利用できるわけではなく、App Bandleを使用して公開されているアプリが対象となります。とはいえ、2021年8月以降にGoogle Playで公開されたアプリは、App Bandleを使用しているはずです。