Googleとタイトーが、レトロゲームの名作『スペースインベーダー』のAR版、『Space Invaders:World Defense』を発表しました。
開発にはGoogleの拡張現実ツールキットARCoreに加えて、今回のGoogle I/Oで発表された制作ツール Geospatial Creator が使われています。
紹介動画を見る限りは、映画『ピクセル』のワンシーンのように、現実の風景のなかで巨大なドット絵のインベーダーの襲撃に対峙するゲームになりそうです。
Googeのツイートでは「この没入型ARゲームは、あなたの街をバーチャルな遊び場に変身させます」と紹介しており、言葉どおりならこの動画にあるような画面そのままに、迫り来るインベーダーとのリアル(?)な戦闘が楽しめるかもしれません。
なお、このゲームのウェブサイトでは、「トップパイロットとして、最新鋭のスペースシップを操作し、この惑星を守るため次元を駆け抜けろ!最新のAR技術とGoogleのGeospatial Creatorを駆使し、現実世界を舞台にした壮大な冒険がいま始まる」と紹介しています。傍らの挿絵にはワイヤーフレームで描かれたピットの中、もしくはビルの谷間で宇宙戦闘機が、迫り来るインベーダーと戦うシーンが描かれており、このようなゲームモードも、もしかするとあるのかもしれません。
『Space Invaders:World Defense』のリリース時期はこの夏の予定です。
ちなみに、AR技術を使ったインベーダーゲームというと、2021年にスクウェア・エニックス・モントリオールが、タイトーとの共同開発を発表していたAR対応の『Space Invaders』がありましたが、こちらはいまもリリース時期が未定のままです。