Googleは、iOSのChromeブラウザにAIとGoogle製サービスを組み合わせた4つの新機能を追加します。
ウェブページ内の住所表記をAI検出してタップでGoogleマップの確認、文中の日付をタップしてGoogle Appleカレンダーにイベントの作成、翻訳の改善やGoogleレンズ画像検索などが、Chromeブラウザだけでできるようになります。
今回の目玉のひとつは、画像検索のGoogleレンズがChrome上で使いやすくなること。
画像の中身を認識して検索するGoogleレンズは、単体Google検索アプリのほか、Chromeでもウェブページ画面内の画像を長押しすることで以前から利用できました。
今後数か月のうちには、iPhoneのカメラで目の前にあるものを直接検索したり、カメラロールにある撮影済みの画像も検索できるようになります。これはiOS版Chromeのアドレスバーに追加されるレンズ(カメラ)のアイコンから利用できる予定です。
ほか3つの新機能も「あらゆる情報の確認や操作が、Chrome内で完結」という方向性です。
1.地図で住所を確認
AIにより、ウェブページ内の住所を検出するようになりました。住所表記を長押しすると、Chrome内にミニGoogleマップを表示できるオプションが表示されます。もはや、Googleマップアプリに切り替える必要はありません。
2.カレンダーに簡単にイベントを追加
iOS版Chromeから直接、Google / Appleカレンダーのイベントを作成できます。やはりウェブページ内の日付が自動的に検出され、長押しするとGoogleカレンダーに追加するオプションが表示。
これを選ぶだけでカレンダーイベントが作成でき、追加したウェブサイトなどの情報も自動で入力します。
3.翻訳機能の改善
ウェブページ内の言語を検出して、自動的に提案する能力が向上しました。またページの特定部分だけを「Google翻訳」を使って翻訳する、デスクトップ版やAndroid版と同様の機能にも対応します。
ロールアウトに時間がかかるためか、手元の環境では確認できない機能もありますが、展開を楽しみに待ちたいところです。