ソニーが完全ワイヤレスイヤホンの新製品 WF-1000XM5 を正式発表しました。
従来モデルのXM4も優秀なノイズキャンセル性能と高音質で間違いのない定番製品でしたが、新モデルXM5はプロセッサ構成を刷新しノイズキャンセル性能を従来比で20%向上、堂々と「世界最高ノイズキャンセリング」をうたうようになりました。(完全ワイヤレスイヤホンにおいて、ソニー調べ)
新設計の8.4mm径ドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」で音自体も向上したほか、従来モデルXM4ではやや大きく耳から突き出る部分もあった本体のサイズが体積で25%小さくなり、重量も片方7.3gから5.9gと軽量化しています。ケースは体積で約15%小型化。
スマホとPCなど複数の機器に同時接続してシームレスに切り替えるマルチポイント接続に対応したほか、従来モデルから引き継いだ点も含めた特徴はハイレゾ音質のLDACコーデック対応、特に空間オーディオで効果を発揮するヘッドトラッキングなど。
バッテリー駆動時間はノイズキャンセル有効で8時間+ケースで追加16時間で従来モデルと変わりませんが、3分の急速充電で60分再生できるようになりました。従来どおりケースのワイヤレス充電にも対応。
そのほかソニー製ワイヤレスイヤホンの魅力としては、スマートフォンアプリと連携したきめ細かな設定が可能なこと。
XM5ではノイズキャンセルの効き具合を20段階に調整したり、ノイズキャンセルしつつ人の声は通しやすくするボイスフォーカスのオプション、ノイズキャンセルが有効な状態でもユーザーが話し始めると一時的にオフになり会話しやすいスピークトゥチャット、移動やライニングを検出して登録したストリーミング音楽アプリの再生を開始するAuto Play等々。
XF-1000XM5 は9月1日発売。市場想定価格4万2000円前後。