PC版『CoD:MW2 (2009)』 ロビーで感染するマルウェア見つかる。対策のためマルチプレイサーバがオフラインに

ゲーム PC
Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

ウェブライター

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ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他

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マルチプレイヤーFPSゲーム『Call of Duty: Modern Warfare 2』のロビーに、プレイヤーのPCに自動的に感染するマルウェアが仕込まれていたことがわかり、Activisionはこのゲームのサーバーを一時オフラインにしています。

このマルウェアが最初に報告されたのは1か月ほど前のこと。Steamのフォーラムに対しユーザーから「ハッキングしたロビーを通じて、マルウェアがプレイヤー(のPC)を攻撃している」ことを報告するとともに、他の人たちにウィルス対策ソフトによるスキャンを行うよう勧める投稿がありました

また7月8日には、このマルウェアの内部ファイルに記されたテキストを調べたところ、このマルウェアがワームと呼ばれる種類のもであることがわかりました。そして7月27日、Twitter改めXの、CoDシリーズ@CODUpdatesアカウントは、問題の報告を調査するため、一時的にこのゲームのサーバーをオフラインにしたことを告知しています。

このマルウェアはウィルスやマルウェア検査サイトVirus Totalのリポジトリにも「Trojan:Win32 Wacatac.B!ml」としてアップロードされており、Windowsのシステムファイルのひとつdsound.dllを置き換えるとのことです。

コンピューター技術サイトのTom's Hardwareは、Activisionが最近、CoD旧作のうち、MW2を含むいくつかのサーバーに対してアップデートを施したことで、これらを再びプレイする人が増え、にわかに注目されていることを指摘し、そこに目をつけたハッカーが、ゲームの脆弱性を突いて、他のプレイヤーに感染するワームを仕込んだと推測しています。

サーバーがオフラインであるため、現在プレイヤーは復旧を待つほかありません。ただ、おそらくその前に、Activisionから問題を修正するパッチがリリースされるはずです。@CODUpdatesアカウントからの情報発信をチェックしておくと良いでしょう。


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《Munenori Taniguchi》
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