ソニーは7月25日、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」のソフトウェアアップデートをリリースしました。バージョン2.0.2となる本アップデートでは、マルチポイント接続時にLDACが利用可能になったほか、ヘッドトラッキングの対応が追加されています。
ヘッドトラッキングは、頭を動かしても常に正面(スマートフォン)がある位置から音が聞こえてくるという機能。音楽のながら聴きなどをしている場合にはあまり必要性を感じませんが、ミュージックビデオや映画の視聴などをしている場合には、より臨場感を味わえる機能です。
ただ、どんなアプリでも利用できるというわけではなく、対応したAndroidスマートフォンとアプリを利用する場合のみ有効になります。いまのところ、iPhoneやPCでは利用できません。WF-1000XM5のサイトには、以下の記載があります。
360 Reality Audio ヘッドトラッキング :
ヘッドトラッキング対応のヘッドホン、Android13以降のヘッドトラッキング対応で360 Reality Audio認定スマートフォンをご使用の上、360 Reality Audioコンテンツをご視聴頂いた際にご体感いただけます。※Amazon Musicはサービス対象外です
Android ヘッドトラッキング :
ヘッドトラッキング対応のヘッドホン、Android13以降のヘッドトラッキング対応スマートフォンをご使用の上、マルチチャンネルコンテンツをご視聴頂いた際にご体感いただけます。
お使いのスマートフォンによって、マルチチャンネルコンテンツ再生とヘッドトラッキングを使用できるAppは異なります。 Xperia 1Vでマルチチャンネルコンテンツが再生できるのはYouTubeのみになります。
なお、WH-1000XM5のアップデートはAndroid上のHedphone Connectアプリを通じて行われます。アップデート後、ヘッドトラッキングを利用するには、アプリ上に追加されているメニューから初期設定が必要です。