マイクロソフトは、米ニューヨークで9月21日(現地時間)に開催するスペシャルイベントの招待状を報道関係者に送付しました。
マイクロソフトは毎年秋、9月か10月にスペシャルイベントを開催し、Surfaceブランドの新製品を発表することが恒例です。昨年(2022年)も10月にイベントを開催し、その場で「Surface Studio 2+」「Surface Pro 9」「Surface Laptop 5」を披露していました。
記事執筆時点では、「Surface Laptop Studio 2」「Surface Go 4」、および「Surface Laptop Go 3」が今年秋の発売に向けて開発中だと噂されています。
まずSurface Laptop Studio 2は、Surface Laptop シリーズでもっとも高性能な Surface Laptop Studioの新モデル。マイクロソフト関連のインサイダー情報に詳しい Windows Central によれば「最新のインテル・プロセッサー、より強力なグラフィックカード、最新のポート類」を搭載する見込みです。昨年のSurface Studio 2+は第11世代のインテルCPU搭載で、当時の最新ではありませんでした。
また廉価な 2-in 1タブレット&ノートPCのSurface Go 4は、うわさのArm版は延期となり、インテルのエントリー向けプロセッサN200を搭載するとWindows Centralの情報源は主張しています。N200は、第12世代CoreプロセッサのEコア(低消費電力に特化した高効率コア)のみで構成されたプロセッサです。
現行のSurface Go 3は最上位構成でもCore i3-10100Y、つまり第10世代Coreプロセッサのため、世代が開いた分の改善が期待できそうです。
最後にSurface Laptop Go 3は、第12世代インテルチップを搭載することで、バッテリー駆動時間は少し長くなるとの説が有力です。RAM 4GBモデルは廃止され、下限が8GBになると噂されています。
かたやアクセサリー関連については、同社は4月に「Microsoft」ブランドのマウスやキーボード、Webカメラを製造終了し、今後はSurfaceブランドのWindows PCアクセサリーに注力していくと発表しています。来月のイベントでも、新たなSurfaceブランドの周辺機器が登場するかもしれません。
ハードウェア以外についていえば、マイクロソフトは今年、OpenAIの技術をもとにした生成AIを各サービスやWindows OSそのものに統合する施策を次々と発表しており、今年秋のWindows 11アップデートでは自然な会話でWindowsの各種操作ができる Windows Copilot が導入される予定。Surface とWindows、Copilot を使ったデモや、SurfaceのオンデバイスAI処理についての発表もあるかもしれません。