Apple Watchを片手で使う新機能「ダブルタップ」Series 9 / Ultra 2以降専用

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Munenori Taniguchi

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アップルは iPhone 15発表の「Wonderlust」スペシャルイベントで、Apple Watch Series 9およびApple Watch Ultra 2の新機能「ダブルタップ」を発表しました。

ダブルタップは、親指と人差し指で何かを摘まむようにポンポンとタップすることで、Apple Watchの特定の動作を呼び出す、一種のジェスチャーコントロール機能。

S9プロセッサーと機械学習、ジャイロや加速度センサー、光学心拍センサを組み合わせて実現しています。

たとえば通話の着信への応答や終了、アラーム機能の操作、音楽の再生/停止、タイマーの開始/停止など、アプリごとの主要な操作、メインボタンにあたる操作がこの新機能に対応しています。

ほか、通常の文字盤を表示した状態からダブルタップすれば多機能ウィジェットのスマートスタックを呼び出すことができ、さらにダブルタップしてスタックをめくって順に見てゆくことも可能です。

機能紹介の動画では、図書館など大きな声を出せない場面でこの機能が便利であることが示されました。

またペットの散歩や、買い物で両手が自由に使えない場合にも有効であるほか、watchOS 10で搭載された新機能「スマートスタック」の呼び出しにも活用できるとアップルCOOのジェフ・ウィリアムズ氏は述べています。

新機能ダブルタップはApple Watch Series 9 / Ultra 2発売後、10月のソフトウェアアップデートで追加する予定。

なお、watchOSは以前からハンドジェスチャに対応しており、「ピンチ」「ダブルピンチ」(人差し指と親指でつまむ)および「クレンチ」「ダブルクレンチ」(拳を握り込む)といったアクションでも片手操作できます。

ただしこちらは標準の便利な操作法というより、アクセシビリティ機能として両手を使いづらい人向けの補助的な位置づけ。

まず設定のアクセシビリティからアシスティブタッチを有効にして、そのトリガーとしてハンドジェスチャを使い、こぶしを握りしめてタップ、二回グッグッと握ってメニュー、ダブルピンチでフォーカスを戻すなど。

タッチをカーソル操作に置き換えるアシスティブタッチの、フォーカス移動やタップをハンドジェスチャにするもので、まず有効化が必要など一定の制約があります。


「Wonderlust」イベントで発表された新製品、Apple Watch Series 9、Apple Watch Ultra 2の詳細については関連記事をご覧ください。

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《Munenori Taniguchi》

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