Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2」は、ティザー動画および公式ストアで製品名や外観が公開されており、10月4日のMade by Googleで正式発表される見通しです。
まだGoogleは公式に詳細を明かしていませんが、Pixel Watch 2には皮膚温の計測ほかFitbitのような健康関連のセンサーが追加され、緊急SOS機能が強化されると米9to5Googleが独自の情報源をもとに主張しています。
ストレス管理や皮膚温測定センサーの追加
Googleは2021年にフィットネストラッカー/スマートウォッチのFitbit買収を完了し、自社ブランド初のスマートウォッチPixel Watchにもその機能を取り込んでいます。とはいえ、最先端の健康関連センサーは、やはりFitbit Sense 2に搭載されていました。
今回の噂によると、Pixel Watch 2にはFitbit Sense 2で初めて搭載された新機能が追加されるとのこと。単なるソフトウェア・アップデートではなく、新たなセンサーを搭載するようです。そうしたハードウェア的な進化は、短い動画でもチラ見せしていました。
金属部分への刻印には「IP68」や「Water Resistant 50m」「SPO2」に混じって「EDA」も確認できますが、おそらくFitbitにあった皮膚電気活動(EDA)機能のこと。要は、ストレス管理や記録に使われるものです。
実際、今回の情報源もPixel Watch 2には「着用者のストレス管理を助ける機能」があると再確認しています。
Fitbit Sense 2から引き継がれるもう1つの機能は、皮膚温センサーの追加。ユーザーは皮膚温を手動でチェックできるようになり、過去の測定記録はFitbitモバイルアプリで確認できるそうです。Sense 2は夜間の体温変化のみを追跡できるため、それを超えるものです。
Pixel 8 Proに温度センサーが搭載されることは、Google公式のフライング情報により確定しています。それとPixel Watch 2側の皮膚温追跡機能が連動するのかは、今のところ不明です。
自動車事故検出など緊急SOS機能の強化
現在のPixel Watchでは、激しい転倒が検出されると、約30秒間待機してからユーザーの反応を確認し、一定の手順を踏んでから自動的に緊急サービスに通報できます。また、リューズを素早く5回連続して押すことで発動する緊急SOS機能もあります。
Pixel Watch 2では、さらに新機能が追加。1つには、Pixelスマートフォン側の「自動車衝突事故検出」との連動です。スマホ側で衝突を検知すると、ユーザーの医療に関する情報([緊急情報]>[あなたの情報]>[医療に関する情報]で入力)がウォッチ側に表示され、救急隊員が簡単に確認できるとのことです。
第2に、信頼できる緊急連絡先と位置情報を共有できる機能(Emergency Sharing)もフルサポート。つまりLTE版のPixel Watch 2を持っていて、データ通信プランが有効であれば、スマホが通信範囲内になくても位置情報を自動的に連絡できるということです。
これらに概ね共通するのは、Pixel Watch 2単体でも独立して動作し、スマートフォンに依存する部分が小さいことでしょう。ライバルのApple WatchはiPhoneとの連携をほぼ必須としていますが、逆にPixel Watch 2はPixe端末に限らず、あらゆるAndroidスマートフォンのパートナーを目指しているのかもしれません。
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