Googleは8月30日より、Google Search Labs登録ユーザーを対象に「生成AIによる検索体験(SGE)」の提供を開始しています。
10月12日にこの機能を拡張し、SGEにオプトインしたユーザーは、通常のGoogle検索バーからAIによる画像生成ができるようになりました。
これまで、SGEでは自然言語プロンプトをAIが解釈し、それに対する(合理的な)応答を生成することができました。今回の新機能は、AIによる応答を画像生成に拡張しています。
ユーザーは目的の画像を文章で説明することで、Googleの画像生成AIが4つのイメージ案を表示します。ユーザーはそのなかから自分のイメージに近いものを選択してさらに絞り込みをしていくことができます。
生成した画像はダウンロードしたりGoogleドライブにエクスポートすることも可能です。
SGEユーザーは、Google画像検索でも直接画像を生成できます。Googleは検索の例文として「minimalist halloween table settings(ミニマルなハロウィーンのテーブルセッティング)」や、「spooky dog house ideas(不気味な犬小屋のアイデア)」で画像を生成しする様子を動画で紹介しています。
なお、GoogleはAIによる生成物に安全対策を組み込む取り組みも行っていると述べています。有害なコンテンツや誤解を招くコンテンツなど、生成AIの使用におけるポリシーで禁止されている画像の作成はブロックされるようになっており、著名人の画像を生成することなどはできません。
記事執筆時点では、GoogleはSGEのAI画像生成機能を、米国内で18歳以上の英語ユーザー向けに提供するとしています。ただ、冒頭に述べたように、日本でも8月からSGEの日本語版が提供されており、いずれは日本後でもこの機能が提供されることに期待したいところです。