Googleが、PCブラウザー向けの検索ホームページに、Androidアプリなどにある「Google Discover」によく似たニュースフィードを表示するテストを行っています。
このテストを最初に報じたMSpoweruserのスクリーンショットでは、画面中央上部にいつものGoogleのロゴマークと検索ボックスがあり、画面左にニュースフィード(見出し、画像、サイト名)、右に主要な株価情報がレイアウトされています。Googleの広報担当者Lara Levin氏は、The Vergeの問い合わせに対しこのテストは現在インド国内で行われているものだと述べました。たしかにスクリーンショットでも、検索ボックスの下にインドで使用されるデーヴァナーガリー文字での記述があります。
Googleは2022年8月にも、検索ホームページにウィジェット方式でニュースや天気、株価などを表示するレイアウトを試していたことが報じられていました。ただ、このときはあくまでテストだけに終わっており、Googleはサービス開始以来、多少の変更はあるものの、基本的にはロゴマークと検索ボックスだけのシンプルな検索ホームページレイアウトを一貫して使い続けています。
今回のテストは、マイクロソフトの検索サービスBingの検索ページをGoogle風にアレンジしたように見えなくもありません。おそらく、Googleの検索ホームページを日常的に使っているユーザーは、検索だけに機能を絞っているシンプルさが気に入っているのだろうと思われます。ただ、もうかなり前から、ブラウザーのツールバーにある検索ボックスやアドレスバーでもGoogle検索は可能であり、いまやGoogleの検索ホームページの重要性はそれほど高くなくなっていると言うこともできます。ひとつの可能性として、このホームページをBingやYahooのようなニュースポータルにするとどうなるかを、Googleは探っているのかもしれません。
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