次世代AirPods Proは2025年まで待ち?第4世代AirPodsはノイキャン対応モデル追加で2024年発売説

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルのワイヤレスイヤホンAirPodsについては、ここ最近は大きな動きがありません。iPhone 15シリーズと同時に、Lightning端子がUSB-Cに変更された第2世代AirPods Proが登場したに留まっています。


しかし、2024年にはProではない標準モデルのAirPodsと、オーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxの新型が、そして2025年には第3世代AirPods Proが登場する見込みであると、Appleの事情に詳しい著名ジャーナリストが主張しています。

アップルの内部に情報源を持つとみられるBloombergのMark Gurman記者は、今後の新型AirPodの見通しを自らのニュースレターで述べています

非常に信憑性が高いことで知られるGurman氏の情報ですが、実際には的中率100%ではありません。内部情報を得てからアップルの社内事情が変わることもあるためか、たとえば今年7月には14/16インチのM3搭載MacBookがこの秋に登場する見込みはないとしていたのを、後に改めたこともあります。

そうした事情を念頭に置きつつ見てゆけば、まず現行の第3世代AirPodsはあまり売れていないとのこと。その理由の1つは、より安価な第2世代AirPodsが販売中であり、消費者はそちらを選びやすいため。

(現在、第2世代AirPodsは1万9800円、第3世代はLightning充電ケース版が2万6800円、MagSafe充電ケース版が2万7800円で販売中。AirPods Proは3万9800円)

そのため、Appleは第2世代と第3世代の無印 AirPods を段階的に終売し、代わりに第4世代のAirPodsを価格違いの2種、同時に発売する見込み。

どちらのモデルも、「第3世代AirPodsとProモデルを混ぜ合わせたような新しいデザイン」になり、ステムも短くなるとしています。

さらに第4世代AirPodsの上位モデルはアクティブノイズキャンセリング機能や、「探す」アプリ用として充電ケースにスピーカーを内蔵するなど、AirPods Pro(第2世代)の機能を採用。これにより、下位モデルと差別化する方針です。

そして上位・下位モデルともにフィット感は改善されるものの、Proのように交換できるイヤーチップは搭載しない(現行のAirPodsと同等の形状になる)とのことです。

一方、次期AirPods MaxはLightningポートをUSB-Cに変更し、新たなカラーバリエーションも追加。ただし、それ以外には「多くの変更はない」と予想しています。

AirPods MaxはAirPods最上位シリーズに位置づけられるはずですが、AirPods Proに最近提供された「適応型オーディオ」などの新機能アップデートは対象外となっていました。


最後にAirPods Proは、2025年に新たなデザインと新たなチップを備えた後継モデルがやって来るとのこと。今回はそれ以上の詳細を述べておらず、具体的な新機能にも触れていません。

が、今年初めにGurman氏は、アップルが「来年か再来年、AirPodsを健康ツールにアップグレードする」と予想し、「ある種の聴覚データを取得する機能」を追加すると述べたことがあります。

またThe Wall Street Journalも、「耳の内側から装着者の体温を測定する」健康センサーを搭載したAirPods Proプロトタイプが開発中だと報道。また著名アナリストMing-Chi Kuo氏も、将来のAirPodsに健康管理機能が搭載されると予想していました

廉価版の上位モデルにもノイズキャンセリング機能などが追加されるのであれば、Proモデルには健康関連センサーを搭載し、さらなる差別化を図るのが理に叶っているのかもしれません。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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