MetaのInstagram派生アプリThreadsの投稿は、これまでFacebookやInstagramに自動的に表示されていました。自分の投稿が意図せず別のSNSに転載されるため、ユーザーからはオプトアウト可能にして欲しいとの声が上がっていました。
これにThreads運営がようやく対応し、一部ユーザーがFacebook/Instagram表示のオプトアウトが可能となりました。
このアップデートが反映されたThreadsアプリでは、右上にある2本線をタップ>プライバシー設定>「他のアプリで投稿をおすすめする」>「投稿のおすすめを次で許可」の箇所で、Instagram/Facebookのスイッチをオフにできます。
一般的にThreadsの新機能はユーザーにより展開に時差があるため、まだ「他のアプリで投稿をおすすめする」項目が表示されていない方は、しばらく待つとよさそうです。
Threadsは数週間前、FacebookやInstagramへの転載について「Threadsの最新コンテンツを人々に見てもらいやすくするようアップデートしました。しかし、皆さんのフィードバックに耳を傾けながら、これを発展させていきます」とコメント。
これに対して「InstagramとFacebookの視聴者はFacebookと同じではない。Facebookは個人的なものだ。オーバーラップして欲しくない」との声が相次ぐことに。実際にThreadsも耳を傾けたようです。
今年7月のアプリ公開後、Threadsユーザーは公開から1日後には3000万人、5日後には1億人を突破。しかしローンチから1週間後には、Android版のデイリーアクティブユーザーが半減したとの調査結果もあり。8月にMetaがThreads投稿のInstagramやFacebookへの表示を始めたのは、テコ入れの宣伝だった可能性があります。
が、10月下旬にはMetaのマーク・ザッカーバーグCEOは、Threadsの月間アクティブユーザーが1億人目前に迫り、今後数年で10億人を達成できる可能性は十分あると発言。今回のオプトアウト追加も、事態が好転して余裕が生じたためかもしれません。