Nothing Phone(2a)は専用プロセッサDimensity 7200 Pro搭載、公式が発表。新たな予想CG画像も登場

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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英国発の新興デジタル製品メーカーNothingは、次期スマートフォンPhone(2a)の搭載プロセッサがカスタマイズ版のMediaTek Dimensity 7200だと明かしました。

これまでは、Phone(2a)は約1年前に登場したDimensity 7200を搭載する見込みであると複数の情報源が予測していました。

しかし、Nothingのカール・ペイCEOは「Dimensity 7200じゃない」と否定

その直後に「What's in Phone (2a)?」なる動画を公開し、MediaTekと共同開発した強化版の「Dimensity 7200 Pro」だとオチを付けました。

Nothing Phone (2a)は手頃な価格でありつつ、フラッグシップ機Phone(2)の特徴の多くを引き継ぎ、あらゆる面で初代のPhone(1)を上回ることを目指した製品です。

これまでNothing社はクアルコム製Snapdragonプロセッサを搭載しており、MediaTek製を採用したスマートフォンは Phone (2a)が初めてとなります。


なぜMediaTekを採用するのか。今回の動画では「自社独特のデザイン・アイデンティティー」をユーザーに届ける必要があるものの、Snapdragonの安価な7s Gen 2や782Gでは十分なパフォーマンスが出ないから、との趣旨を語っています。

要は、Phone(2)に搭載したSnapdragon 8+ Gen 1と同等以上のクアルコム製チップはコスト的に搭載できない。かといって、それ以下のクアルコム製チップでは目標性能を実現できないため、費用対効果に優れたMediaTek製を選んだとの説明です。

このDimensity 7200 ProはTSMCの4nmプロセス製造で、最大2.8GHzで動作。これら基本スペックは、元となったDimensity 7200と同じものです。

ただしNothingは、このチップがPhone(2a)専用であり、ディスプレイやモデムの電力消費につき「よりよく調整」されており、約10%効率が高いとしています。

Snapdragon 7s Gen 2やSnapdragon 782Gと比較したベンチマークスコアは次の通り。

それに加えて、本チップは最大20GBの内蔵ストレージをRAMとして使える「RAM Booster」や、書込み/読み込み速度を最適化する「Smart Clean」も実装できると謳っています。

その一方、著名リークアカウントの @OnLeaksは、Phone (2a)の新たな予想CG画像をインドメディアのSmartPrixに公開しています

以前、同氏は背面デュアルカメラがタテ並びになった「公式レンダリング画像」と称するものを公開しました。

が、今回はそれを撤回し、他の情報源も伝えていた「デュアルカメラは中央に横並び、それを取り囲んだ3つのGlyphライト」に改めています。

ほかPhone (2a)の予想スペックは、画面は120Hzの有機ELパネル、背面デュアルカメラは5000万画素。

そして2つのバリエーションがあり、それぞれRAM 8GB/ストレージ128GB、RAM 12GB/ストレージ256GB。45Wの有線充電に対応し、5,000mAhのバッテリーを搭載といったところです。

Phone(2a)の正式発表は、3月5日20時30分から。日本での発売も予告しており、価格も気になるところです。



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《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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