第4世代AirPodsは上位版含めて2024年秋発売、AirPods Proの補聴器機能追加はiOS 18で?

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsシリーズのうち、Proではない標準モデルの第4世代製品が2024年内に出ると、複数の識者らが何度も予想してきましたが、「年内のいつなのか」までの言及はありませんでした。

そのうちの一人であるBloombergの名物記者Mark Gurman氏が、「9月か10月頃にリリースされる予定」と時期を絞り込みました。

信ぴょう性が高いことで知られるGurman氏の情報網ですが、的中率は100%ではありません。その情報を得た当時は正しかったとしても、アップル社内で諸事情により製品の仕様、あるいは発売時期を変更することもあり得ます。実際、同氏は昨年夏にはM3チップ搭載14/16インチMacBook Proが秋に登場する見込みはないと述べた後に、予想を改めたこともあります。

さてGurman氏のニュースレター「Power On」最新号のうち、第4世代AirPodsに関する予想は次の通りです。

  • アップルのサプライヤーは「これまでで最大規模」のAirPods発売に向けて準備中

  • 海外サプライヤーは2000万~2500万台の生産を計画

  • 生産は5月に正式スタート、9月か10月頃にリリース

  • 新モデル(第4世代)は第2世代と第3世代を置き換えるもの

  • それぞれ開発コード名はB768 (E) とB768 (M) 。Eは「エントリー」、Mは「中価格帯」の意味

  • どちらも新デザイン、フィット感の改善、USB-Cを備えた充電ケース同梱

  • 中位バージョン(第4世代のうち上位モデル)はアクティブノイズキャンセリング機能あり、充電ケースにスピーカーを内蔵し、「探す」アプリで鳴らして見つけやすい

このうち第4世代AirPodsに上位・下位バージョンがあり、ノイキャンやケース内蔵スピーカーの有無で差別化すると、Gurman氏は昨年秋にも予想していました。


アップルのサプライチェーン情報に精通するアナリストMing-Chi Kuo氏も、「次世代AirPodsと、より手頃な価格のAirPods」は2024年後半か25年前半に大量出荷が始まると述べていました。

Gurman氏の記事に戻ると、新型AirPods Pro、つまり第3世代Proモデルは「早ければ来年(2025年)にも登場する」という、前からの推測を繰り返しています。

目新しいのは、アップルが次期iOS 18でAirPods Proに補聴器機能を追加するとの予想です。以前はどのモデルか漠然としていましたが、改めて「AirPods用の補聴器モード」が開発中の機能の1つだと述べています。


第3世代AirPods Proの発売がかなり先となるため、既存のProモデルに補聴器機能をソフトウェア更新で追加し、製品寿命を延ばす狙いなのかもしれません。

《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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