初代iPhoneから、そのホーム画面の並び方は左上から順番に、と基本的に変わっていませんが、次のiOSからはより自由度が高くなるかもしれません。
次期「iOS 18」は、おそらく今年6月にアップルが開催するWWDC(世界開発者会議)にて正式発表すると予想されています。もっとも、現時点ではアップルはiOS 18に全く言及せず、WWDCの日程も明らかにしていません。
そんななか、iOS 18ではホーム画面でのカスタマイズの自由度が高まると複数の情報筋が主張しています。
まずアップル関連情報サイトMacRumorsの情報筋は、iOS 18では「ユーザーがホーム画面のアプリアイコン配置を自由にコントロールできるようになる」と述べています。
以下、詳細な内容です。
ある程度の統一性を保つため、目に見えないグリッド(格子状)システムに固定される可能性はある
アイコン配置の自由度は高まる
アプリアイコンの間に空白、行、列を作成できる機能が追加
これまでは空白(に見える)アイコンをわざわざ作って配置するなどトリッキーな技を使わなければならなかった、「自由なアイコン配置」の夢が叶えられるかも、という話です。
ほぼ同時に、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者も最新のニュースレター で「カスタマイズの自由度が増したホーム画面」がやって来ると述べています(有料購読者限定)。
すでにiOS 16以降ではロック画面にウィジェットや通知を配置できたりと、自由度の高いカスタマイズが実現しています。MacRumorsの情報筋は、iOS 18では同じようなカスタマイズ機能がホーム画面にも追加され「ここ数年で最大のホーム画面アップデートになる可能性がある」と述べています。
Gurman氏も「(アップル)社内ではiOSアップデート史上で最大でないにせよ、最大級になると聞いている」と報じていました。
今後のiPhoneについて、アップルがGoogleの対話型AI「Gemini」導入を協議中との報道もありました。
またiOS 18では、既存のAirPods Proモデルに補聴器機能を追加するとの噂話もあります。
さらに、アップルは2024年内にiMessage(純正メッセージアプリ)を業界標準規格RCSに対応させると表明しており、Androidデバイスとのメッセージのやり取りがスムーズになりそうです。
ちなみに、iMessageのRCS対応は欧州連合のDMA(デジタル市場法)に配慮したためではなく、中国政府が5G対応の新製品が国内での認証を得る上でRCSのサポートを義務づけたためだ、とテック系著名ブロガーJohn Gruber氏が説明していました。