マイクロソフトがWindows 10 PC上に、Windows 11に乗り換えるよう勧める巨大なポップアップを表示しはじめました。
RedditユーザーのWoopinah9氏は、PCで作業をしている最中に、画面を覆うようなポップアップが出てきたとスクリーンショットを投稿しています。
ポップアップではWindows 10ユーザーの愛顧に感謝の意を示しつつ、Windows 10のサポート終了日が2025年10月14日であることを伝えています。
ただし、このRedditユーザーのPCはWindows 11アップグレードの対象外であることを告知。特に例外的な無料アップグレードをオファーしているわけでも、何の特典を提供しているわけでもありません。
ほかWindows 10サポート終了記事や、Windows 11プロモーションへのリンクがあり、その下には「後で知らせる」か「もっと知りたい」のボタンが2つ。ポップアップが二度と表示されないよう指示できるボタンはありません。
マイクロソフトがWindows 10ユーザーにWindows 11を巨大ポップアップで売り込むことは、今回が初めてではありません。
たとえば2023年5月の累積アップデート配信直後、Windows 11にアップグレード可能なPCの電源を投入した直後、全画面ポップアップが表示されたとの報告が相次ぎました。また今年2月にも、再び出てきたと一部Windows 10 PCユーザーが述べています。
なお、先週マイクロソフトは企業向けに、Windows 10のサポート終了後も有償で拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を提供すると発表済みです。
1年目の1台当たりの価格は61ドル。さらに「最大3年間、連続する年ごとに料金が2倍になります。ESUは累積されるため、2年目にプログラムに参加する場合は、1年目の分も支払う必要があります」と説明しています。消費者向け価格は後日、サポートページで告知する予定です。