Googleは、開発者イベントGoogle I/Oで、今後はウェブ検索結果の上位にデフォルトで「AI Overviews」つまりAIによる概要まとめを表示する変更を発表しました。
この変更はまずは米国のみで提供されますが、年内には提供範囲を拡大し、世界10億人以上に新しい機能の提供を拡大するとのことです。
必ずしもすべての検索結果にAI Overviewsが表示されるわけではありません。ただ、それでもAIが生成する概要よりも、古くからのテキストベースの検索結果だけの表示を望む人もいるようです。
たとえば、長文のテキスト文書を探している場合や、ネット回線が重い場合などには、昔ながらのテキストとリンクが並んだほうが便利かもしれません。
元ジャーナリストで、現在はGoogleの検索部門に勤めているダニー・サリバン氏も、テキストベースの検索結果を望んでいた一人でした。
そして5月15日、自身が運営するSNSアカウントのGoogle SeatchLiaisonで、Googleの検索フィルターに新たに「ウェブ」を導入することを明らかにしました。Google SearchLiaisonアカウントは「長文のテキストを探している場合など、検索結果に Web ページへのリンクだけを表示したい場合があるという声を一部の人から聞き、これを追加しました」と投稿で述べています。
「ウェブ」検索フィルターは、検索結果の画面で検索ボックスの下に並ぶ「すべて」、「画像」、「ニュース」、「動画」などのフィルター項目に並んで表示されます。
ブラウザーウィンドウの大きさなどの関係で「ウェブ」が表示されていない場合は、横一列に並ぶこれらフィルター項目の右端にある「もっと見る」のなかに含まれています。
(▲画像:Google検索の「Web」フィルター)
モバイル向けには他のフィルターと並んで新しい「ウェブ」フィルターが表示されるようになると述べています。一方、デスクトップ向けの画面では、Google は検索結果に最も関連すると思われるフィルター優先して表示します。
¥27,480
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)