3つの新Xbox発表。Xbox Series Xはディスクレスの白と2TBスペシャルエディション、Xbox Series Sは1TBホワイト追加

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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オンライン発表会 Xbox Games Showcase で、マイクロソフトがXboxの新モデル3機種を発表しました。

いわゆる次世代機や、基本性能を向上させた「Pro」的な中間世代モデルではなく、いずれも現行の Xbox Series X | Sのバリエーションモデルにあたります。

■ Xbox Series X 1TB Digital Edition

ハードウェア構成的に新規なのは、Xbox Series Xから光学ディスクドライブを省いた『Xbox Series X 1TB Digital Edition』。

(▲画像:Xbox Series X Digital Edition 本体)

内蔵ストレージ容量は従来のSeries Xと同じ1TB、本体色はSeries Xとしては初の白 (Robot White)。

海外価格では、従来より安い449.99ドル / 499.99ユーロとなっています。

■ Xbox Series S 1TB in Robot White

こちらは昨年発売された1TB版 Series S の新色Robot White。

新しいXbox Series X デジタルエディションより100ドル安い市場想定価格349.99ドルで、「一部の市場で」販売します。

これで白と黒から選べるようになったと思いきや、昨年出たXbox Series S 1TBカーボンブラックは「在庫のある限り」購入可能とされており、今後はロボットホワイトのみになるようです。

■ Xbox Series X 2TB Galaxy Black Special Edition

Xbox Series Xのストレージを2TBに倍増し、外装を新色の「Galaxy Black」にしたスペシャルエディション。こちらは光学ディスクドライブも健在です。

Galaxy Blackは、黒にグリーンやシルバー、グレーの星のようなドットを散りばめたデザイン。Xboxで遊べる何千ものゲーム、星の数ほどのゲーマーを表現したとの説明です。

そういえば、限定版の Xbox Series X Halo Infinite リミテッド・エディションも黒に星を散らした外装でした。

付属のコントローラは表がブラック、Dパッドが星を散らしたギャラクシーブラック、背面がXboxの緑こと「ベロシティ・グリーン」。このスペシャルエディション Xbox Series X付属でしか手に入らないモデルです。

市場想定価格は現行のXbox Series X より100ドル、ディスクなしのデジタルエディションより150ドル高い 599.99ドル。

三機種とも、今年の年末商戦に向けて発売予定。近日中にそれぞれの販売地域と、地域ごとの価格を公開し、予約受付を開始する予定です。

Xboxは20年以上前の初代Xboxに遡る「後方互換」が売りのひとつで、Xbox 360のディスクを挿入すれば、後方互換対応ゲームの多くは、最新世代の技術でテクスチャを高解像度したりフレームレートを向上させて遊べます。

Xbox 360時代にクラウドセーブしていれば、20年近く前のゲームでもセーブデータそのまま最新ゲーム機で遊べるのは、当時の感覚まで呼び起こし感動的ですらあります。マイクロソフトはこれをゲームの保全と呼び、高尚な文化事業を担っているかのような表現でアピールしてきました。

が、誇るわりには対応ゲームが一部のみで、追加もすでに終了済み。さまざまな事情から、日本国内向けゲームの後方互換はさらに少なくなっています。

つまりハードウェア的に互換というよりは「人気の一部ゲームについて、新世代ハードにあわせて再コンパイルしたバージョンを用意し、ディスクをキーとしてダウンロードできる」仕組み。

たまたま後方互換に対応したゲームのディスク資産がある場合、光学ドライブありの Xbox Series Xでは過去のお気に入りゲームを生まれ変わったような姿で快適に遊べるものの、そうしたゲームのほとんどはストアでデジタル版を安価に購入でき、またマイクロソフト製の人気シリーズなどはXbox Game Passに含まれていることもあるため、最近はダウンロート版ばかり買っているし困らない、という場合はディスクレスでもさほど差はありません。

Xbox Series X|S国内価格改定。2月17日から5000円値上げ | テクノエッジ TechnoEdge


Xbox Series Xスペシャルエディションの国内価格が気になるところです。

なお、マイクロソフトは2024年2月、Xbox部門の幹部が語る公式Podcastで、Xboxハードウェアについては今後のロードマップに投資していること、次世代モデルは「前例のない飛躍」的進歩を果たした製品になると明かしていました。

今回のマイナーチェンジ版とはまた別に、将来のいつかの時期に向けて、いわゆる次世代Xboxを開発していることは確かなようです。

《Ittousai》

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