iOS 18配信。アプリを隠す設定やホーム画面カスタマイズ、パスワードアプリなど新機能多数 対応機種はiPhone SE 2 / XR / 11以降

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Munenori Taniguchi

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アップルが、「これまで以上にカスタマイズ可能になった」iOS 18正式版の配信を開始しました。

対応機種は iPhone XR / XS / 11以降、iPhone SE (第二世代)以降。機種によって使える機能には差があります

まず目立つ変更点としては、ホーム画面カスタマイズの自由度が大きく向上しました。アイコンが「ライト」や「ダーク」などテーマや、選択した色合いに変更したり、大きさを変えられるようになり、アイコンの配置も自由度が増しています。

従来の iOS では勝手に左上から詰めて整列していたアイコンを、とうとう自由な場所に置けるようになりました。

ホーム画面にも関連する機能として、指定したアプリアイコンをロックする機能、隠す(非表示にする)機能も追加されています。

これはアプリ単位でFace ID / Touch IDあるいはパスコードロックをかける機能。iPhoneの画面を見せるために手渡した際など、特に開かれたくないアプリをロックできます。

さらに非表示を選ぶこともでき、その場合は隠しフォルダーに収納されます。

ロックしたアプリ、隠しフォルダーにしまったアプリは iOSの検索機能にも引っかからなくなり、通知なども表示されないため、たとえば秘密の日記をうっかり誰かに見られたりすることもなくなるはずです。

画面の右上からスワイプすることで引き出せるコントロールセンターもカスタマイズの自由度が向上。よく使う機能ごとに複数画面に分割できるようになりました。

右上にはiPhoneの電源Off操作のアイコンも表示されます。

コントロールセンターを分割した場合、画面を縦にスクロールすれば、音楽の再生画面、Homekit関連、機内モードやキャリア通信、Wi-Fi、Airdropなどの設定画面などを使いやすいよう配置できます。

メッセージアプリはRCSをサポートするほか、時間を指定してメッセージを送る機能が追加されました。

この機能はメッセージを入力後に右側の青い矢印アイコンで送信するのでなく、左のプラス印をタップして表示されるメニューの中の「後で送信」を指定することで利用できます。

受け取ったメッセージに対してハートマークやサムアップなどのアイコンで素早くリアクションを返す「タップバック(Tapback)」機能では、これまでよりも幅広い絵文字やステッカーでリアクションできるようになりました。

太字や斜体などメッセージ本文への書式設定が可能になり、テキストや絵文字などに特殊効果も付けられるようになりました。

写真アプリも大きく変更。iOSが自動的に「最近または過去の日々」「ピープルとペット」「旅行」といったコレクションごとに写真ライブラリを自動整理するようになりました。

これにより、ユーザーは目的の条件に該当する写真を見つけやすくなります。なお、写真のレイアウトはユーザーが自分でカスタマイズでき、お気に入りのコレクションはピン留めしてすぐにアクセスすることもできます。

新規追加されたパスワードアプリでは、iPhoneだけでなく、Apple Vision Pro、Mac、iPadなど他のデバイスとパスワードやPasskeyの管理ができます。

iCloud を経由してWindowsとも連携でき、煩雑になりがちなパスワードの管理が一元化できます。

iOS 18にはほかにもたくさんの機能追加やアップデートが含まれています。ただ、最も注目のAI機能であるApple Intelligenceは、今回のリリースには含まれていません。アップルは来月に予定されるiOS 18.1にこれを含むと予告しています。

アップルは他にiPadOS 18、macOS Sequoia、tvOS 18、watchOS 11、visionOS 2もリリースしています。


《Munenori Taniguchi》

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