世界の各都市にはスマートフォン販売店が集まる「スマホビル」や「スマホ通り」と呼ばれるところがあります。スペインのバルセロナの繁華街にもそんな通りがあるのです。細い路地は怪しげですが、この先には夢の世界が広がっています。
この通りにあるスマートフォン販売店の数は10数店舗。最新モデルも売っていますがサムスンならGalaxy Aシリーズ、シャオミならRedmiシリーズなどが主流。スペインで売られているモデルだけではなく、他国で安くなっていた製品が流れてくるなど訳あり品っぽいものもよく見かけます。
一方でかなり古いスマートフォンが箱付新品で売られていたりもします。時にはコレクタブルなレア品も見つかります。これはXperiaの古いモデルですね。モデル名わかりますか?
それほど古い製品ではありませんが、HMDのノキアのバナナフォン復刻モデル、Nokia 8110 4Gも発見。バナナフォンらしくイエローカラーのモデルのほうが価値がありますが、ブラックでも今となっては貴重なのでぜひ押さえておきたいモデルです。
全てのお店をゆっくり回ると1時間くらいはかかるでしょう。見たことも無いスマホやレア品を見つけてしまうと手持ちの現金を数えてどうしようかと悩んでしまいます。クレカも使えますがちょっと心配ですよね。
最近は中古品を扱うお店も増えています。ここに並ぶのはサムスンのGalaxy S3やGalaxy Megaなど、2013年ころのモデル。コレクションに買っちゃおうかなとなやんでしまいました。この通りはまさしく「スマホ沼」な通りなのです。
今回見つけたレア端末は、MeizuのPro 7。Meizuは一時期ヨーロッパでも売っていたみたいです。
一時期は中国のシェア上位メーカーに食い込んでいたGieneeのスマホも。今となっては実用性はあまりありませんが、個人的にはコレクションにしたい製品です。
フィリップスのスマホやら、、、
そして縦折スマホ風デザインのどうでもいい折りたたみケータイ(2GのGSMのみ)。昔風のケータイですが、たたむと正方形になるだけで今風に見えるのが不思議。しかもデザインにも凝っていますよ。一番左にあるのがファーウェイPocket風、隣は10キーがモトローラRAZR風、そしてGalaxy Z Flip4風。まあカメラは30万画素だろうしちゃちな作りなので買って後悔すること間違いなし。
このようにマニアックというか特定の人だけが喜ぶ製品ばかりが見つかるスマホ沼通り、バルセロナに行くたび毎回訪れます。バルセロナは毎年2月に世界最大の通信&スマホの展示会「MWC」が開催される土地ですね。
なお今回の記事をよりよく知るための補足情報や追加写真などを、テクノエッジ アルファ内の「スマホ沼」に投稿しています。
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