CES2025の取材でアメリカ・ラスベガスにやってきました。ラスベガスでまずやることといったら、そう、BEST BUY(家電ショップ)に行ってスマートフォンを買うことですね。アメリカはプリペイドのスマートフォンが安いので、気軽に買うことができます。
アメリカのプリペイドスマートフォンは各キャリアが出しています。そのためキャリアの店舗でも買うことができます。ただし、Verizonなどは「キャリア店舗はポストペイド、家電量販店やスーパーではプリペイド」という考えのため、どこでもプリペイド携帯が買えるわけではありません。さらに通販大国アメリカだけに、プリペイド製品はネットのみなんてこともあります。
10年以上前なら、BEST BUYのプリペイドコーナーに行けば20~30機種と山のようにプリペイドスマートフォンが売られていました。しかし、今はその数はわずか。今回、立ち寄ったラスベガスのBEST BUYでは、ついにパッケージで売っている製品はゼロ。紙の札を取ってそれをレジに持っていって受け取るシステムでした。
もう家電店に来てからスマートフォンを選ぶ時代でもないのでしょう、ネットに山ほど情報がありますから。私も今回はあらかじめ、Boost Mobileの独自モデル「Summit 5G」をネットで調べ、在庫を確認してから来ています(無かったらBoost Mobileの店舗へ足を運ぶつもりでした)。
チップセットはDimensity 6100+でカメラは1300万画素。エントリー機ですが、しっかりと5G対応。価格は49.99ドル。これに自分でBoost Mobileの料金を追加します。アメリカのプリペイドは月額制で30ドル10GB、40ドル15GB、50ドル50GB。テザリングも可能です。今回は40ドル15GBを選択。
クレジットカードエラーが心配で、コンビニに行ってバウチャーを買ってきて、そちらから入れました。アメリカではよくあるパターン。
合計90ドルで5Gスマートフォン+15GB回線を確保!
続いてT-Mobileへ。
モトローラの「moto g 5G 2024年モデル」を購入。100ドルですが、端末代金は無料。100ドルの内訳は、月額60ドルプラン(データ定額、テザリングは10GBのみ)+40ドルのリチャージ。40ドルなんて中途半端ですが、これは翌月15GBプランに充当させるか、あるいは20ドルを追加して残高を60ドルにして翌月もまたデータ定額で使う、ということができます。短期滞在者にはちょっと優しくないですが……。
どちらもちゃんと5Gを掴んでいます。スピードテストしましたが、なんちゃってではなくちゃんとした5Gでした。
わざわざ安価なスマートフォンを買う必要はないかもしれません。でも、万が一無くしてもダメージが小さいのはメリット。盗難対策としてこれを持って外を歩く、なんてこともありでしょうし、友人が回線が無くて困っているときに貸してあげたりとかも。日本のローミングだけに頼ってアメリカに来て、ローミング不調でつながらないなんてことはよくありますからね。
本当は200ドルくらいでもうちょっと性能のいいモデルがあったらいいのですけど残念ながらここ数年で、アメリカのプリペイドスマートフォンの選択肢は減ってしまいました。
年明けからスマートフォンのお買い物ができただけでも十分楽しめました。CES2025の取材もがんばります。